西東京市多文化共生センター |
┌-------------------┐ NIMIC通信 No.132(2017年7月・8月号) └-------------------┘ ┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [13] キーワードを読む 「多文化共生」について理解を深めるために(126) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NIMIC設立の理念のなかで大きなウェートを占める「多文化共生」。 この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる本の紹介を始めました。 第126回目の今回は、とても面白い絵本です。 『江戸のお店屋さん』 藤川智子作 ほるぷ出版 2013年 続編である(その弐、その参)も出版されています。 絵がきれいな大型絵本です。 資料をもとに、江戸時代の街並み、お店、商品のいろいろを描くことで、江戸時代の人々の日常生活のようすが生き生きと浮かび上がります。 一巻では小間物屋、薬種屋、人形屋、地本問屋、菓子家、唐物屋、湯屋、ぼてふりが紹介されていますが、小間物屋では江戸の人々の髪形やお化粧について、地本問屋では当時の本の種類や作り方、菓子屋では菓子の材料と作り方、湯屋では入浴の仕方が描かれています。 その弐ではそば屋、寺子屋、芝居小屋、屋台、その参では両替屋、髪結床、はたご屋など。 言葉では説明しにくい様々な道具等を、精緻な絵で姿かたちを見せ、使い方まで子どもにもわかりやすく説明しています。 おとなが見ても絵巻物のような美しさですし、詳しい解説が面白いです。 何より、本の中の江戸の人々が楽しそうに暮らしていて、見ている私も楽しくなります。 もちろん、江戸時代や時代劇に興味を持った外国の方に説明するのに、この本は最適です。 (NIMIC会員 根本百合) |
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