西東京市多文化共生センター

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   NIMIC通信 No.37(2009年5月)
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もくじ
[1] 事務局より「NIMIC総会のご報告」
[2] 事務局より「2009年度会費納入のお願い」
[3] 講座お知らせ「外国にルーツをもつ子どもの教育と施策」
[4] 講座お知らせ「日本語を母語としない子どもの学習支援
 ボランティア養成講座」
[5] 留学生ホームビジット 受け入れ家庭追加募集!
[6] 事務局より「多言語全体拡大ミーティングの報告と
 西東京市多文化共生センター窓口通訳ボランティア募集」
[7] 西東京市多文化共生センター窓口だより〜多文化の最前線〜(2)
[8] 世界の国々・人々 〜忘れられない旅(24)
[9] 2009年度・今後の事業予定
※キーワードを読む〜「多文化共生」について理解を深めるために は
今回はお休みします。
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┏ [1] 事務局より「NIMIC総会のご報告」
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 5月10日(日)、NPO法人として発足後、初めての総会を開催しました。
 正会員123名中、出席者23名、委任状59通で、定款26条に規定する
正会員の2分の1以上の定足数に達し、総会は成立しました。
 議長選出後、2人の議事録署名人を選出して第1号議案から第6号議案
までを審議し、すべての議案が可決されました。
 第6号議案の役員改選は、現理事・監事のすべてが再任され、新たに
監事として、玉村祐造氏が選任されました。
 議案に一部誤りがありましたが、その場で確認、修正が了承され、後日、
訂正したものと差し替えをお願いすることで、ご了解を得ました。別途送信
しますので、よろしくお願いいたします。
 総会終了後は、代表理事である佐々木武蔵野大学大学院教授の
「留学生と見た日本語 助詞—「で」のバリエーション」と題してのミニ講座が
開催されました。笑い声のあふれる楽しい講義で、総会の緊張感も解きほぐ
されるひと時でした。

 議案でお示ししたとおり、今年度も盛りだくさんの事業を計画しています。
皆様のご協力をお願いいたします。

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┏ [2] 事務局より「2009年度会費納入のお願い」
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 平素はNIMICの活動にご支援・ご協力いただき、誠にありがとうございます。
 NIMICも設立から4年目、新たに「西東京市多文化共生センター」窓口の
運営も任されることとなり、活動の幅もさらに広がってきているところです。
 
 NIMICの活動は、皆さまお1人お1人のご支援に支えられています。
 2009年度会費の納入を、下記の口座によろしくお願い申し上げます。
 お1人の個人会員から家族会員に移行される方は、会員番号が変わり
ますので、その旨事務局へご連絡ください。
 家族会員は ご夫婦と18才以下のお子様が対象です。それ以外の方は、
個人会員でのご登録をお願いいたします。

 口座名はいずれも「NPO法人 西東京市多文化共生センター」です。
1.みずほ銀行ひばりが丘支店 普通預金口座  2386979
2.三菱UFJ銀行田無支店    普通預金口座  0034665
3.保谷郵便局        郵便振替口座  00170−5−585196

※NPO法人化に伴い、昨年11月に口座名・口座番号が変更になっています。
ご確認のうえ、お手続きをお願いいたします。

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┏ [3] 講座お知らせ「外国にルーツをもつ子どもの教育と施策」
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 日本の学校に通う日本語を母語としない子どもたちが抱えるさまざまな
問題、そしてそれを取り巻く現状や課題などについて話を聞き、一緒に
考えてみませんか。

日時:5月16日(土曜日) 午後2時〜4時
会場:田無庁舎
講師:野山広さん(国立国語研究所日本語教育基盤情報センター整備
   普及グループ長)
※当日直接会場へ。

 この講座は、日本語ボランティア養成講座(全15回)の一環として
開催するものです。日本語ボランティア養成講座にご興味のある方は、
講座終了後の説明会にご出席ください。
 なお、日本語ボランティア養成講座を受講できるのは、西東京市に在住・
在勤・在学の方です。

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┏[4] 講座お知らせ「日本語を母語としない子どもの
          学習支援ボランティア養成講座」
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 ここ数年、市内の小中学校に日本語を母語としない外国人の子どもたちが
編入するケースが増えてきています。多様な文化的背景を持つ子どもたちとの
触れ合いは、日本の子どもたちにとって大きな学びの可能性を持っています。
 一方、その子どもたちは、規定時間の指導では日本の学校の勉強について
いけず、たくさんの問題を抱えるケースもあります。母語や発達年齢も多様な
子どもたちの指導は個別対応が必要で、そのための体制を整えるのは難しい
のが現状です。
 こうした状況を少しでも改善するために、NIMICでは「子ども日本語教室」を
開いていますが、ボランティアが不足しています。
 子どもの支援には、発達についての知識や、生活言語ではない学習言語に
ついての意識が必要となりますので、日本語ボランティア支援経験者や
日本語の教え方についてすでに学んだ方、外国語のできる方(中国語、
タガログ語、ロシア語、ポルトガル語など)、元教員の方、外国で子育て経験の
ある方などを対象とします。
 講座終了後は、「NIMIC子ども日本語教室」(2か所)などで活動していただき
ます。子どもたちの支援に関わってくださる方をお待ちしています。

講座日程:5月16日(土)午後2時〜4時の公開講座から始まり、
 10月24日(土)まで、登録者のみの回9回、公開講座6回、計15回の
 講座です。(5/16午後、5/21午前、5/28午後、5/30午前、6/4午後、
 6/11午後、6/18午後、6/19午後、6/28午前、7/2午後、7/9午後、
 7/16午後、10/17午前、10/24午後、他1回)
申込方法など、詳しくは市報5月1日号または市ホームページをご覧ください。
 →→ http://www.city.nishitokyo.lg.jp/event/kankyou/bunka/yoseikoza/index.html
場所:市内公共施設(コール田無、田無庁舎など)
定員:40名程度

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┏ [5] 留学生ホームビジット 受け入れ家庭追加募集!
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 現在、西東京市とその周辺にはアジアからの留学生を中心に、世界各国の
留学生が住んでいます。現在、近隣の大学の留学生と楽しく交流できる
「第3回ホームビジット」の準備が実行委員を中心に着々と進んでいます。
 留学生にとっては日本のふだんの家庭を体験できるまたとない機会となり、
市民の皆さんにとっては異文化を体験する良い機会になり、そこに楽しい
交流が生まれることを目的としています。
 4月25日の受入れ家庭説明会当日が嵐のようなお天気だったせいか、
例年より参加者が少なく、留学生を一日お宅に招いてくださる受入れ家庭を
追加募集中です。

◆ホームビジット実施日
  6月21日(日) 午前11時  田無庁舎で対面
            午後6時まで  各家庭に滞在
            午後6時30分〜8時 合同パーティー(田無庁舎1階食堂)

 また、留学生ホームビジット当日は、午後6時半から8時まで
交流パーティーを開きますが、当日のお手伝いを若干名募集中です。
 事前準備、パーティーの交流促進、あと片付けがお願いしたいことで、
参加者の皆さんと共にお楽しみいただけます。スタッフも含めて全員1品
持ち寄りです。

場所:田無庁舎1階食堂
時間:午後5時〜9時(事前準備と後片付けを含む)

ご協力いただける方は事務局info@nimic.jpまでご連絡ください。

※この事業は、西東京市の「NPO等企画提案事業」に採用されています。

※2009年度は、「留学生との世代横断的交流」として、7月30・31日に
小学生と留学生の多文化ワークショップも企画しています。

★ 昨年の「留学生ホームビジット」の様子は、NIMICのHPでご覧いただけます。
  →→→ http://www.nimic.jp/jpn/event/080615ryugakusei_visit.html

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┏ [6] 事務局より「多言語全体拡大ミーティングの報告と
   西東京市多文化共生センター窓口通訳ボランティア募集」
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 4月11日(土)午前10時〜12時、田無庁舎会議室で、語学ボランティア
拡大ミーティングが開かれました。
 多言語部会から08年度活動報告があり、すでに活動中のメンバーと、
活動しようと思う方の参加により、09年度の活動について話し合いが行われました。
09年度はNIMIC設立当初からの懸案事項であったNIMICホームページの
多言語化に向けて踏み出せそうです。
 また、イングビル1階にセンター窓口が開設されたことを受けて、月・水・金の
開所日に通訳ボランティアを配置していく方法についてアイディアが出されました。
 語学ボランティアコーディネーター4名を中心に、通訳ボランティア募集等も
含めて活動していく予定です。

 センター窓口の通訳ボランティアは、専門的な通訳ではなく、日常生活に
ついて母語でちょっと相談できる場をめざしており、各種情報もセンター窓口に
整備している最中です。
 外国語で日常会話ができる方ならどなたでもボランティアができますので、
ぜひご応募ください。

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┏ [7] 西東京市多文化共生センター窓口だより〜多文化の最前線〜(2)
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 前月号でお伝えしましたように、4月1日にイングビルの西東京市
多文化共生センター窓口が正式にオープンしました。正式オープン後は、
日を追って訪れる方も多くなってきています。
 4月中旬のある日、朝10時センターのオープンを待っていたかのように、
一人の外国人青年がセンターを訪れました。
 中米から日本へ来ているという方で、『しっかりした仕事に就くために、もっと
日本語を上達させたいので「日本語教室」を教えてほしい。』という希望でした。
 さっそく、田無庁舎でちょうど開催中の日本語教室(TIC)へ案内し、その場で
受け入れていただきました。その後、毎回続けて通ってきているとのことです。
 田無庁舎から戻ると、地元のある小学校から電話です。海外からの小学生を
受け入れているが、父母とのコミュニケーションをしっかり取りたいので、
OO語の通訳を紹介してほしい、というものでした。これまでの経緯などを
確かめた上で何人かの皆さんに対応していただいているところです。
 このように外国人の方の来訪も増えてきましたので、5月からは日を決めて
通訳ボランティアもセンターに詰める試みもスタートします。
 まずは一番多い中国語の対応からですが、次の両日の午前中には通訳
ボランティアがおりますので、ぜひご利用ください。
【通訳ボランティア対応】
 中国語  5月15日(金)・29日(金) いずれも午前10時〜正午

 そして、もうひとつ嬉しいのがNIMICの活動に関心を寄せる日本人市民の
方の来訪です。今月もこのような方が何人かセンターを訪れ、その後NIMICの
会員になってくださっています。新しい会員の皆さんと一緒に活動できる日が
楽しみです。   (理事 種村政男記)

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┏ [8] 世界の国々・人々 〜忘れられない旅(24)
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 「世界の国々・人々」と題したこのコーナーでは、ある国にスポットを
あて、その国の文化・人々との交流を、不定期ですが、いろいろな形で
お届けしていきます。
 引き続き、NIMIC代表理事であり、武蔵野大学・大学院教授でもある
佐々木瑞枝先生の書き下ろしエッセイをご紹介します。

71日間、世界の青年たちとの船の旅

 24回 「兵どもが夢のあと」

 オマーンでアラブ首長国連邦やクエート、そしてオマーンの中東の青年たちが
 下船し、船は閑敏とした感じだ。
 
  夜甲板で毎晩のように聞かれたイタリア青年たちの歌声も今はなく、
 異国情緒ただよう、クエートの女性たちの民族衣装も今はない。
 
 インド、パキスタン、スリランカ、日本の四カ国が残るのみだ。昼食後
パキスタンの美少女アマリーンが部屋に訪ねてきた。青年たちのプロフィルを
見ながら、思い出を話し合った。
 
 「エジプトのH…彼は知的だったわ」
 
 「ドイツのH…船の中で大統領を選ぶとしたらまず彼ね。彼ならきっと
約束を実践するもの」
 
 彼女はふと遠くを見るように「このプログラムに参加してとても良かったわ。
アフリカやヨーロッパの青年たちとこんな出会いをすることは私の一生を
通じてもうないでしょうから」と呟いた。
 
 しかし、アジアの青年たちが船にいるうちは、まだ静かではあるが、
「異文化交流」の姿が船のあちこちで見られた。しかし、ついにシンガポールで
アジアの青年たちが下船すると「にっぼん丸」は日本人だけになってしまった。
 あとは祖国日本、晴海埠頭を目指すのみだ。家族は迎えにきてくれて
いるだろうか。      (武蔵野大学・大学院教授 佐々木瑞枝)

★これまでに掲載したエッセイのバックナンバーは、NIMICのHPで
ご覧いただけます。
 →→→ http://www.nimic.jp/jpn/magazine/essay_1.html

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┏ [9] 2009年度・今後の事業予定 
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※詳細は随時お知らせします。
5月16日 講座「外国にルーツをもつ子どもの教育と施策」
       日本語を母語としない子どもの学習支援ボランティア養成講座開始
  17日 二胡体験講座
6月21日 留学生ホームビジット
7月30日、31日 留学生と小学生の国際理解ワークショップ
11月   西東京市民まつり出展
12月   外国人のための無料専門家相談会

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 今回のNIMIC通信は、いかがでしたでしょうか。
みなさまのご意見、ご感想をお待ちしております。
 メールはこちら→→→ info@@(マークをひとつ削除してください)nimic.jp
★NIMIC通信のバックナンバーはこちらから。
 http://www.nimic.jp/jpn/magazine/back_number.html
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