西東京市多文化共生センター
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  NIMIC通信 No.141(2018年5月)
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もくじ
[1] 事務局より「NIMIC総会のお知らせ」
[2] 事務局より「NIMIC会員交流会のお知らせ」
[3] 事務局より「2018年度会費納入のお願い」
[4] お知らせ「サリーを着て楽しむインドの女子会」
[5] 募集「第12回留学生ホームビジット 受け入れ家庭」
[6] 募集「『西東京市日本語スピーチコンテスト2018』実行委員」
[7] お知らせ「日本語ボランティア入門講座」
[8] 世界の国々・人々「オマーンの家庭に招かれた−カルチャーショック!」
[9] 会員より「日本国内の多文化共生:半田だより(20)」
[10] キーワードを読む
      「多文化共生」について理解を深めるために(135)
[11] 今後の事業予定

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┏ [1] 事務局より「NIMIC総会のお知らせ」
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 NIMICの2018年度通常総会を以下のとおり開催します。
 会員の皆さまはぜひご出席ください。

日時 5月13日(日) 午後2時から
場所 コール田無2階 イベントルームA
   
http://www.city.nishitokyo.lg.jp/sisetu/hall/call.html

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┏ [2] 事務局より「NIMIC会員交流会のお知らせ」
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 NIMIC通常総会の終了後、午後3時ごろより会員同士の交流会を開催します。昨年は、この交流会から「土日プロジェクト」が生まれました。多数の皆様のご参加をお待ちしています。

日時 5月13日(日) 午後3時ごろから
場所 コール田無2階 イベントルームA
※総会と交流会の案内は議案をつけて5月1日に配信いたしました。下記の出欠フォームからのご連絡をお願いします。

出欠フオーム 
http://www.nimic.jp/FormMail/soukaisyukketu/FormMail.html

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┏ [3] 事務局より「2018年度会費納入のお願い」
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 平素はNIMICの活動にご支援・ご協力いただき、誠にありがとうございます。
 NIMICも設立から13年目、「西東京市多文化共生センター」 窓口の運営も10年目を迎えました。通年で開講している子ども 日本語教室は11年目に入り、市内の小中学校で展開している「世界ともだちプロジェクト」等、交流事業も一層充実してきています。
 NIMICの様々な活動は、皆さまお一人お一人のご支援に支えられています。
 2018年度会費の納入を、6月末までに下記の口座にお願いいたします。

各区分ごとの年会費は以下の通りです。
個人会員:2,000円、学生会員:1,000円、
家族会員(ご夫婦と18才以下のお子様が対象):3,000円

口座名はいずれも「特定非営利活動法人 西東京市多文化共生センター」です。
1.みずほ銀行ひばりが丘支店 普通預金口座 2386979
2.三菱UFJ銀行田無支店 普通預金口座 0034665

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┏ [4] お知らせ「サリーを着て楽しむインドの女子会」
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 インド出身のショバナさんの指導で、サリーを着てインドのお茶とお菓子を楽しむ女子会を以下の要領で開催します。日曜午後のひと時を、異文化の中で過ごしませんか。

日時:2018年6月3日(日)14:00-16:00
場所:田無公民館 視聴覚室(田無駅南口徒歩5分)
費用:無料
対象者:西東京市在住、在学、在勤の16歳以上の女性
人数:先着15名程度
申し込み:5月10日(木)午前9時よりメールでinfo@nimic.jp
まで
    ①お名前 ②電話番号を書いて申し込んでください
    *メールの件名は「サリー女子会」としてください

※この事業は、SOMPOちきゅう倶楽部の助成金を受け「西東京多文化フェス」の一環として実施します。

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┏ [5] 募集「第12回留学生ホームビジット 受け入れ家庭」
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 現在、西東京市とその周辺にはアジアからの留学生を中心に、世界各国の留学生が住んでいます。NIMICでは、今年も、近隣の大学の留学生と楽しく交流できる「ホームビジット」を企画しました。
 留学生にとっては、ふだんの日本の家庭を体験できるまたとない機会となり、市民の皆さんにとっては異文化を体験する良い機会になり、そこに楽しい交流が生まれることを目的としています。
 留学生を半日お宅に招いてくださる受け入れ家庭を募集します。

■受け入れ家庭説明会
 日時 5月18日(金)午後7時-8時、19日(土)午前11時-正午
 会場 市役所田無庁舎202・203会議室

※申込不要、当日直接会場へ。
※説明会は同じ内容ですので、どちらかご都合の良い方にご参加ください。
※受け入れ家庭は、当日2人以上のご家族でお願いします。

■ホームビジット実施日
 6月24日(日)午前11時 イングビル第3・4会議室で対面
 午後5時ごろまで、各家庭に滞在。
 各家庭で最寄駅までお送り頂き、解散してください。

共催 西東京市
問合せ NIMIC事務局(多文化共生センター内)
TEL:042‐461‐0381(月-金 午前10時-正午、午後1時-4時)
E-mail:homevisit@nimic.jp

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┏ [6] 募集「『西東京市日本語スピーチコンテスト2018』実行委員」
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 NIMICでは市と共催で、10月7日(日)に在住外国人の方による第8回日本語スピーチコンテストを開催します。
 そこで、市内日本語ボランティア教室の方々と一緒に、スピーチコンテストと交流会の企画運営を進める実行委員を募集します。

第1回実行委員会
6月1日(金)午後4時-6時 イングビル第1会議室

この日程に参加できない方、週末しか参加できない方などもご相談ください。
今後、月に1、2回のミーティングを予定しています。
ボランティアの力で運営していくには、様々な仕事を分担していく必要があります。ぜひご参加ください。

申し込み、問い合わせは NIMIC事務局info@nimic.jpまで。
(タイトルを「スピーチ実行委員」としてください。)

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┏ [7] お知らせ「日本語ボランティア入門講座」
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 地域に暮らす日本人と外国人住民が互いの違いを楽しみ、理解し合いながら暮らせるよう、外国人住民の日本語学習を支援する日本語ボランティアの入門講座を開催します。
 5月15日から7月10日までの火曜日、午後7時から9時まで(回によって異なる場合があります)の全8回の連続講座です。スケジュール等詳細は5月1日号市報もしくは西東京市ホームページをご確認ください。
(文化振興課 周藤倫枝)

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┏ [8] 世界の国々・人々「オマーンの家庭に招かれた−カルチャーショック!」
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 「世界の国々・人々」と題したこのコーナーでは、ある国にスポットをあて、その国の文化・人々との交流を、不定期ですが、いろいろな形でお届けします。
 今回は、NIMICの顧問であり、武蔵野大学名誉教授でもある佐々木瑞枝先生の書き下ろしエッセイをご紹介します。

オマーンの家庭に招かれた−カルチャーショック!

 オマーンのTVディレクターモハメドさんの家へ。彼の家にお招きを受け、初めて訪問するイスラム教の家庭に心底カルチャーショックを受けた。
 まず玄関に出迎えてくれたのは、二人の美しい奥様と8人ほどの子ども達、他にもフィリピン人の5人のメイドさんとインド人の庭師やドライバーなどが一緒にくらしているそう。豪華な絨毯の広い部屋に通され、その頃としては珍しい大型TVと皮のソファーはあったが皆でカーペットの上に輪になって座る。
 奥様方は玄関では、黒いアバヤをまとっていらしたけれど、お食事になるとまるで別人のような華やかなワンピース姿。私はアラビア語が分からないので、もっぱら会話はモハメドさんの通訳。
 「日本について何かご存知ですか?」
 年長の黒い瞳が印象的な少年が「TOYOTA、NISSAN」と答える。そういえば、首都マスカットの道路を日本車がポルシェやBMWと一緒に走っていた。
 「オマーンの王様が親日家ですから、オマーンの人もみんな日本が好きなのですよ」とモハメドさんの説明が面白い。それほど王様の影響は大きいということだろうか?
 出された大皿の料理は「カブリ」という名前だそうで、海鮮チャーハンをオマーン風の香辛料で味付けした感じでとてもおいしい。
 それにしても美しい奥様たちは給仕もまったくなさらない。
 料理を運んでくるのはもっぱらメイドさん、奥様方は一体いつも何をしていらっしゃるのか?
 そう質問したら、二人の奥様は顔を見合わせてニコニコ笑うばかり。
 まるで姉妹のようだが、嫉妬心というものは持ち合わせていらっしゃらないのだろうか?
 「Prof.SASAKI、そろそろ11時、船の門限は12時でしたね。先生のベッドのある日本丸にお送りしましょう」とモハメドさん、後ろ髪をひかれるように船に戻った。
 さて、明日はいよいよ王宮訪問、オマーンの王族の方々にお会いできる。
(佐々木瑞枝)

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┏ [9] 会員より「日本国内の多文化共生:半田だより(20)」
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 NIMICの各種事業のまとめ役として活動されていた白根祐子さんが、ご家族の都合で愛知県半田市に転居されました。アメリカの多文化事情報告終了からしばらくお休み後、今度は国内の多文化事情報告です。

新しい出会い

 5月になり、ふんばり街道に、時々毛虫がモゾモゾ歩いています。それをよけながら、朝のちょこっとウォーキングをしています。
 さて、2018年度も引き続き、日本語ボランティアをすることになりました。火曜日と木曜日に1校ずつ、2-4時間目に活動します。火曜日は、ブラジルにルーツを持つ子6人を担当します。昨年度教えた子もいれば、新しく教える子もいます。日本語は少しずつ分かってきているけど、なかなか声に出せない子、身振り手振りでまず表現する子等、授業中の反応は様々です。時々教えていた2年生の子が、得意そうにアルファベットを書いて、何と読むか聞いてきました。ポルトガル語と、分からないところはスペイン語で答えました。その子はZまでポルトガル語で教えてくれました。自分から進んで話をしてくれるのを見て、成長しているなと感じました。木曜日はブラジルにルーツを持つ子2人、ペルーにルーツも持つ子1人を担当します。3人とも初めて担当します。一人は、3月まで教えていた子の妹です。中学生になったお兄さんの様子を聞くことができて、うれしかったです。
 シランダの会も、場所を変えて始まりました。小学部も中学部も生徒が増えました。初めて見る生徒もいます。評判をきいて、学区域以外からも来ているとのことです。今年度から、小学部は6-7時まで勉強。7-8時は、おやつを食べてから本の読み聞かせ、カードゲーム、パズル、もう少し勉強する等、自分のしたいことを見つけて過ごします。一緒に神経衰弱、ババ抜きをした子は、「シランダ楽しい!」と言っていました。子どもたちの居場所の一つにしたいと、運営メンバーの方は考えているようです。まだまだ試行錯誤の段階です。子どもたちは、学年が一つ上がると、体も心も大きくなった感じがします。この1年、彼らが楽しく日本語を勉強し、少しでも日本の生活になじんでくれるように、手伝っていきたいと思います。
(NIMIC会員 白根祐子)

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┏ [10] キーワードを読む
      「多文化共生」について理解を深めるために(135)
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 NIMIC設立の理念のなかで大きなウェートを占める「多文化共生」。
 この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる本の紹介を始めました。第154回目の今回は、中学生位から大人までを対象とする写真集です。

ヘスースとフランシスコ -エル・サルバドル内戦を生きぬいて-
    長倉洋海/文・写真  福音館書店 2002年

 著者は世界中の紛争地、災害地を訪れる報道カメラマンです。しかし、意気込んで向かった紛争地で、歴史の決定的な瞬間や「世界をゆさぶる写真」は一枚も撮れなかったそうです。気がつけば、紛争地や災害地にくらす普通の人々、困難や貧しさのなかで生きている、特に子どもたちの写真をたくさん撮って、数多くの写真集を発表しています。被写体に子どもが多いせいか、児童書に分類されている本も多いのですが、写真から何を感じるかは読者次第、どの本も大人にも見応え読み応えがあります。
 この本の舞台は中米の国エル・サルバドル、四国ほどの大きさですが人口密度が高く、美味しいコーヒー豆がとれる国でした。1980年頃から激しい内戦で農村が荒れて大勢の人が死に、生き残った人々は土地を離れ、難民キャンプや国外へ逃れました。1992年に国連の仲介で停戦、和平が実現しましたが、戦闘の他にも、時々大地震が発生し、千人単位の死者が出る国でもあります。著者は、1982-2001年に7回にわたりエル・サルバドルを訪ね、サン・サルバドル近くの難民キャンプに暮らす人々の暮らしを取材し続けました。ヘスースは難民キャンプの片隅で泣いていた3歳の女の子ですが、20年の間に無事成長、出産して結婚式を挙げるのです。父親を政府軍に殺され、難民キャンプで育ったヘスースにとって、難民キャンプは故郷。夫となるフランシスコも父親を政府軍に殺されて、自身も反政府ゲリラの少年兵でした。この二人に、子ども時代からのことや夢などをじっくりとたずねた文章もあります。この写真集は、写真以外の文章も多く、長期にわたる人々の暮らしぶりの変化を見つめた読み応えのある本です。
 「米国が支援する政府軍と左翼ゲリラの内戦の背景には、国の富を独占する一握りの金持ちと多くの貧しい人々との格差があるといわれていた。(22頁)」と言う国の状況は内戦終了後も大して変わらないうえ、米国の商業資本が浸透してきて人々の暮らしがさらに苦しくなるという状況には胸が痛くなるようです。
(NIMIC会員 根本百合)

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┏ [11] 今後の事業予定
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5月13日 NIMIC通常総会
5月13日 NIMIC会員交流会
6月3日  サリーを着て楽しむインドの女子会
6月24日 留学生ホームビジット

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今回のNIMIC通信は、いかがでしたでしょうか。
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