西東京市多文化共生センター


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  NIMIC通信 No.158(2019年12月号)
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もくじ
[1] お知らせ「NIMIC忘年会で会員と知り合おう!」
[2] イベント「外国人対象『地元田無の<うどんつくり>』」
[3] 募集「『地元田無の<うどんつくり>』当日ボランティア」
[4] 事務局より「多摩六都科学館イベント」
[5] 事務局より「2020年度の事業についてアイディア募集!」
[6] 報告「第19回西東京市民まつりNIMICブース」
[7] 報告「西東京市日本語スピーチコンテスト2019」
[8] 世界の国々・人々「ヤングママの子連れアメリカ大旅行(5)」
[9] 会員より「日本国内の多文化共生:半田だより(37)」
[10] キーワードを読む「多文化共生」について理解を深めるために(152)
[11] 今後の事業予定

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┏ [1] お知らせ「NIMIC忘年会で会員と知り合おう!」
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 毎月第3金曜日はNIMICの理事会を開き、事業実施等について意見交換を行っています。今年も12月の理事会後に、会員の皆様と一緒に忘年会を開き、楽しい時間を持ちたいと思います。
 気軽にご参加ください!

日時:12月13日(金) 18:30-20:30
場所:北京飯店(イングビル2階)
会費:3,000円(料理とアルコール類、ソフトドリンク。当日お支払い)
申込み:12月10日(火)までに、info@nimic.jpまで、お名前と当日の連絡先
を書いて申し込んでください。
内容:一緒に食事をしながらお喋りをする気楽な会です。

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┏ [2] イベント「外国人対象『地元田無の<うどんつくり>』」
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 田無地域では稲を栽培する水が不自由であったことから、昔からうどん用の小麦が栽培されていました。地元の家庭での「うどんつくり」に関する話を田無の農協婦人部の講師から聞きながら、地元の伝統的な「うどんつくり」を習う会を、外国人を対象として実施します。
 外国人NIMIC会員の皆さん、ご家族や友人を誘って、ぜひ参加してください。
 また、日本人会員の皆さん、身近にいる外国人に本イベントをお知らせし、誘っていただければと思います。

日時:2020年1月19日(日)14:00-17:00 
場所:田無公民館地下実習室
定員:西東京市内および近隣に在住・在勤・在学の外国人、20人
年齢:小学生以下は保護者が一緒に参加すること
参加費:300円(当日集めます)
自分で用意する物:エプロン、バンダナ(髪の毛が落ちないように)
通訳:英語・中国語・韓国朝鮮語の対応可能
申込み:メールでNIMIC事務局info@nimic.jpまで。
(メールタイトルを「うどんつくり」としてください))
名前、住所、電話番号、母語、メールアドレス、通訳が必要な時はその言語を書いてください。
申込み締切:2020年1月10日(金)
問合せ:info@nimic.jp (担当 高橋; 090-6008-6146)

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┏ [3] 募集「『地元田無の<うどんつくり>』当日ボランティア」
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 上記イベントの実施を補助する当日ボランティアを以下のように募集します。

募集人数:若干名(NIMIC会員)
内容:会場準備と片付け、うどんつくりの補助
申込み:お名前、住所、メールアドレス、電話番号を書いて、
メールでinfo@nimic.jpまで。
(タイトルを「うどんつくりボラ」としてください)
申込み締切:12月25日(水)
問合せ:info@nimic.jp (担当 高橋; 090-6008-6146)

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┏ [4] 事務局より「多摩六都科学館イベント」
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 NIMIC通信7月&8月号でお知らせしましたように、NIMICは、多摩六都科学館の「ミュージアムを中心とした地域の多文化共生プロジェクト」に協力しています。以下のイベントに参加、また情報の拡散にご協力をお願いします。

 多摩六都科学館では、2020年1月に外国にルーツを持つ小学生とその保護者向けに、やさしい日本語による2つのワークショップを行います。12日は、科学館を探検した後にiPadを使った絵本づくりをします。18日は、やさしい日本語の解説でプラネタリウムの星を見ます。
 日本人のお友達と一緒に参加することもできます。くわしくは科学館のホームページやロクトニュースをご覧ください。
https://www.tamarokuto.or.jp/event/index.html?c=event&info=2169&day=2020-01-12
※18日の情報は12月10日から公開されます。

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┏ [5] 事務局より「2020年度の事業についてアイディア募集!」
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 多文化体験with Kidsや土日プロジェクト主催の各種交流事業は、会員の皆さまのアイディアから生まれ、今も続く人気イベントになっています。10月の総合防災訓練は、台風の影響で中止になりましたが、通訳ボランティアのみなさんがテント内対応のアイディアを出し準備を進めていました。
 2020年度に向けて、NIMICでこんなことをやってみたい、こんな事業があったらいいな・・・など、具体的なアイディアやご意見はありませんか?
 すぐに事業化できるかどうかわかりませんが、しっかり検討していきます。
 
 締切は12月25日(水)、皆さんのアイディア・ご意見をお待ちしています。
 e-mail info@nimic.jp(タイトルを「事業アイディア」としてください)

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┏ [6] 報告「第19回西東京市民まつりNIMICブース」
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 11月9日(土)と10日(日)開催の市民まつりのNIMICブースは、市内在住外国人の出身国の地図上の場所や国旗を探すクイズ、展示ポスターの説明を受ける家族連れで賑わいました。ブースを来訪した市民は約450名、内クイズ参加者は288名でした。説明を聞いた方1名が活動したいと入会申し込みをされました。
 ブース内では、スピコンのチラシや広報紙「多文化のわ」、入会案内、日本語教室案内および「くらしの情報」の配布もでき、多くの方々に多文化共生活動について伝えることができました。
 また、当日ボランティアとして延べ26名の会員の協力を得てNIMICブースの運営ができましたことを報告し、ご協力いただいた方々に感謝いたします。
(市民まつり担当 高橋二朗)

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┏ [7] 報告「西東京市日本語スピーチコンテスト2019」
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 12月1日(日)コール田無多目的ホールにおいて、「西東京市日本語スピーチコンテスト2019」が開かれました。子ども日本語教室で学ぶ小学生3人のメッセージのあと、12人の方たちがスピーチをしました。また会場には130人近くの入場者があり、スピコン関係者を含めて参加者は190人に上りました。
 日本語の優劣を競うものでないこのスピーチコンテストですが、それぞれの発表者は自分の言葉で思いを語り、コンテストに向けて、かなりの準備をしてきたことがよくわかりました。
 発表者全員に賞が贈られましたので、その一部をご紹介します。

西東京市長賞 姜 侑姃さん 「思い出の柳沢、未来へ歩む」
武蔵野大学学長賞 カマラ ファンタさん 「日本でのくらし」
NIMIC賞 アルバロ ゼヒェルスさん 「西東京での日々」

 発表のあとには、西アフリカ、ガーナの太鼓奏者ニテテ・ボーイさんによる太鼓の演奏とニテテさんの弟さんのダンスを楽しみました。
 また、終了後の交流パーティには審査をしてくださった副市長の池澤隆史氏、武蔵野大学教授の堀井惠子氏も参加してくださり、発表者と観客、スタッフがスピーチの余韻を楽しみ、人の輪が広がった時間になりました。
(スピーチコンテスト実行委員長 清水智子)

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┏ [8] 世界の国々・人々「ヤングママの子連れアメリカ大旅行(5)」
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 「世界の国々・人々」と題したこのコーナーでは、ある国にスポットをあて、その国の文化・人々との交流を、不定期ですが、いろいろな形でお届けします。
 今回は、NIMICの顧問であり、武蔵野大学名誉教授でもある佐々木瑞枝先生の書き下ろしエッセイをご紹介します。

ニューヨークからロスアンジェルスへ

 私たち4人は朝早くニューヨークのホテルを出て、ロスアンジェルスのホテルに着いたのはもう夕暮れだった。考えてみれば、この21世紀でさえ、飛行時間は6時間20分もかかる。当時はもっとかかったと思う。
 ありがたいのは、ニューヨークの方が3時間進んでいて、ロスアンジェルスで時計の針を3時間戻すことができ、娘たちのためのディズニーランド行きが同じ日にできたこと。ロスアンジェルス滞在の目的の一つだったから。
 ホテルにチェックインするや、すぐにホテルのコンシェルジュに頼み、ディズニーランドのチケットと送迎の車を頼んだ。それがいくらしたのかよく覚えていない。1ドルが360円する時代のこと、10万円くらいの記憶がある。
 ホテルのロビーで迎えの車を待っていると、ダークスーツに身を固めた一分の隙もない男性がホテルのロビーで恭しく「サー&マダム、そしてお嬢様方、お迎えにまいりました」と。外には純白のロールスロイス、日本では目にしたこともない横に長—い車だった。実は私はアメリカ留学中の弟が「あ、ロールスロイス」と言わなければ、車の名前もわからなかった。
 そしてディズニーランド入り口、護衛の男性に「私はここでお待ちしております。どうぞ楽しい一時を」と言われた時はチケットを手に、娘たちがいなくなったらどうしようと不安にかられたものだ。
 しかし、1970年代はまだディズニーランドはアメリカでもそう一般的ではなかったようで、どこも空いていて、行列せずに、いろいろな乗り物を楽しむことができた。正直言って、私はハラハラドキドキしながらスピードのある乗り物や回転する乗り物に乗るのは好きではなく、娘たちのために行ったディズニーランドなのに、娘たちの反応も今一つ、チケットを使い切らずにロールスロイスの待つ出口に向かった。たぶん、私たちが楽しんでいない様子が子供たちにも伝わったのだと思う。親の心理を子供は敏感に感じ取るものだからだ。
 もしかしたら娘たちの遊園地嫌いは、長女の幼稚園の遠足で向ヶ丘遊園に行った時のショックがあったかもしれない。私は次女を乳母車に乗せて、長女と遊園地を歩いていたのだが、電気の通った柵から逃げ出したゴリラに追いかけられ、キャーキャー行って逃げた、遊園地には怖〜い記憶があるからだ。
 というわけで、アジアのお金持ちの家族のように送迎されたディズニーランドだが、大枚叩いて、思い出残らずのものとなってしまったのだ。
 次はヨセミテ公園でーす!
(佐々木瑞枝)

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┏ [9] 会員より「日本国内の多文化共生:半田だより(37)」
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 NIMICの各種事業のまとめ役として活動されていた白根祐子さんが、ご家族の都合で愛知県半田市に転居されました。アメリカの多文化事情報告終了からしばらくお休み後、今度は国内の多文化事情報告です。

ブラジリアン・フェスティバル

 2019年も最後の月となりました。1年があっという間に過ぎた気がします。
 今月も少し前の話で申し訳ありません。10月6日(日)に、私の家から歩いて10分弱の所にある半田赤レンガ建物の広場で「ブラジリアン北/北東フェス」が開かれました。ブラジルの北部、北東部の食べ物、飲み物、音楽を中心にしたフェスティバルでした。
 当日は午前中、常滑のやきものまつりに行っていたので、会場へは16時過ぎに着きました。この広場は、時々イベントが開かれていますが、ブラジリアン・フェスは、今まで私が見たイベントの中で、一番人が多く集まっていました。生バンドの演奏、歌がエネルギッシュでした。音楽に合わせて、そこかしこでブラジル人が踊っていました。フード、ドリンク、アクセサリー、洋服等売るテントに混ざって、市の多文化共生に関するテントもありました。
 スタッフの中に、シランダの会で一緒に活動しているブラジル人の女性がいました。彼女の話では、開会の時は半田市長、ブラジル領事、半田国際交流会の会長が挨拶をしたそうです。駐車場に止まっている車のナンバープレートを見ると、名古屋の他に尾張小牧、豊田、三河、岡崎、岐阜、三重等がありました。半田市内ばかりでなく愛知県内外から多くの人たちが来たことがわかりました。のべ5000人の来場があったとのことです。
 私たちは会場を一回りし、顔見知りのブラジル人と少し話をし、フェジョアーダとブラジルソーセージを買って帰りました。フェジョアーダは、ブラックビーンズとソーセージ、豚のホルモン位を一緒に煮込んで塩で味付けしたものです。白ご飯に合います。ブラジルソーセージは見た目はフランクフルトのようですが、香辛料がきいていておいしかったです。家に戻ってからも、フェスの音楽やブラジルからのDJの声が聞こえてきました。来年も開かれたなら、今度は最初から行きたいなと思いました。
(NIMIC会員 白根祐子)

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┏ [10] キーワードを読む
       「多文化共生」について理解を深めるために(152)
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 NIMIC設立の理念のなかで大きなウェートを占める「多文化共生」。この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる本の紹介を始めました。
 第121回目の今回は、広い意味での多文化共生、自然との共生について考える本です。

クジラのおなかからプラスチック 保坂直紀著 旬報社 2018年12月
  
 衝撃的な写真から始まります。浜に打ち上げられたクジラの胃から出てきたのはスーパーのレジ袋80枚以上。餌と思って飲み込んだ袋は消化されず、栄養も取れずにクジラは死んでしまったのです。クジラやウミガメが特に被害が多いという。安くて手軽で便利なプラスチックは世界中で大量に生産・使用されていますが、自然界では分解されないため、人間が処理しない限り、自然界を汚染し続けていきます。責任をもって、リサイクルするか焼却しなければいけないのです。浜辺の清掃活動をすると、日本の他にも海に面した様々な国のプラスチックが流れ着いており、ごみの処理がいかに大切かよくわかります。ごみの不始末以外にも、日本では津波や台風の水害で、家やビルもろともすべての物が海に流れ出すということも起きています。
 さらに深刻な海洋汚染が心配されているのが、マイクロプラスチックの問題です。砕けて微細になったプラスチックはいつまでも海の中を漂い続け、プランクトンと間違われて小生物に飲み込まれ、食物連鎖の果てに人間の体の中に戻ってくるのです。プラスチックの使用を減らし、絶対に自然界に出て行かないようにしなければなりません。
 いま世界的に関心の高まっている海洋汚染の問題を、非常にわかりやすく伝えてくれる本です。対象は小学校高学年から大人まで。著者は、地球物理学や海洋生物学を学び、新聞社の科学報道に携わり、現在は執筆活動を続けている方です。
(NIMIC会員 根本百合)

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┏ [11] 今後の事業予定
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12月13日 NIMIC忘年会
1月19日  地元田無の「うどんつくり」

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今回のNIMIC通信は、いかがでしたでしょうか。
みなさまのご意見、ご感想をお待ちしております。
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