西東京市多文化共生センター
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  NIMIC通信 No.71(2012年4月)
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もくじ
[1] 事務局より「2012年度NIMIC総会のお知らせ」
[2] 事務局より「2012年度会費納入のお願い」
[3] 講座お知らせ「2012年度日本語ボランティア入門講座」
[4] 募集「留学生ホームビジット 受け入れ家庭」
[5] 報告「子ども対象『英語で楽しく!』」
[6] 報告「派遣通訳ボランティア オリエンテーション」
[7] 報告「多文化サロン『ギゼラさんが語る
            リトアニアと日本の生活』」
[8] 報告「外国人の子どもの適応サポート
            ボランティア入門講座」
[9] 報告「子ども日本語教室小学部 春休み教室」
[10] 報告「子ども日本語教室中学部 春休み教室」
[11] 世界の国と人
  「隣国ロシアの今を知る―2012年ロシア情勢概観―」(1)
[12] キーワードを読む
  「多文化共生」について理解を深めるために(66)
[13] お知らせ 今月の窓口通訳ボランティア日程
[14] 2012年度・今後の事業予定

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┏ [1] 事務局より「2012年度NIMIC総会のお知らせ」
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 NIMICの2012年度通常総会を以下の通り開催します。
会員の皆様はぜひご出席ください。
 また、総会終了後は1時間程度多文化サロン(茶話会と講演)を予定しています。あわせてご参加ください。

日時 5月20日(日)午後1時から
場所 田無庁舎イングビル3階 第一会議室・第二会議室

 詳細は次号にてお知らせします。

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┏ [2] 事務局より「2012年度会費納入のお願い」
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 平素はNIMICの活動にご支援・ご協力いただき、誠にありがとうございます。
 NIMICも設立から7年目、「西東京市多文化共生センター」窓口の運営も3年目を迎え、活動の幅も一層広がってきています。

 NIMICの活動は、皆さまお1人お1人のご支援に支えられています。
 2012年度会費の納入を、下記の口座によろしくお願い申し上げます。
 お1人の個人会員から家族会員に移行される方は、会員番号が変わりますので、その旨事務局へご連絡ください。
 家族会員は ご夫婦と18才以下のお子様が対象です。それ以外の方は、個人会員でのご登録をお願いいたします。

 口座名はいずれも「特定非営利活動法人 西東京市多文化共生センター」です。
1.みずほ銀行ひばりが丘支店 普通預金口座  2386979
2.三菱UFJ銀行田無支店    普通預金口座  0034665
3.ゆうちょ銀行保谷支店     郵便振替口座  00170-5-585196

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┏ [3] 講座お知らせ「2012年度日本語ボランティア入門講座」
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 西東京市内には、NIMIC子ども日本語教室以外に、主に成人対象のボランティア日本語教室が曜日や時間帯を変えて10か所で開かれています。
 同じ地域に暮らす住民として、外国籍住民と日本人が共に学び合い交流できる場に参加してみませんか。講座は、全9回で、初回の5月12日(土)の公開講座で参加登録を受け付けます。詳細は、市報5月1日号をご覧ください。

第1回公開講座
日時:5月12日(土) 午後2時~4時
場所:障害者総合支援センター「フレンドリー」2F会議室B・C 
   田無駅北口徒歩7分(田無町4-17-14)
   http://www.city.nishitokyo.lg.jp/sisetu/itiran/hukusi/friedly110520.html
対象者:日本語ボランティア希望者、活動を始めて1年以内の方
   (西東京市在住、在勤、在学の方、NIMIC会員)
費用:無料
テーマ:多文化共生社会と地域日本語教育
講師:野山広さん(国立国語研究所)

2回~9回は、原則として木曜日午後2時~4時

主催:西東京市
共催:NIMIC

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┏ [4] 募集「留学生ホームビジット 受け入れ家庭」
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 現在、西東京市とその周辺にはアジアからの留学生を中心に、世界各国の留学生が住んでいます。NIMICでは、近隣の大学の留学生と楽しく交流できる「ホームビジット」を企画しました。
 留学生にとっては日本のふだんの家庭を体験できるまたとない機会となり、市民の皆さんにとっては異文化を体験する良い機会になり、そこに楽しい交流が生まれることを目的としています。
 留学生を一日お宅に招いてくださる受け入れ家庭を募集します。

■受け入れ家庭説明会
日時 5月19日(土)午前11時~正午
会場 田無庁舎203会議室
※当日直接会場へ。

■ホームビジット実施日
 6月17日(日)午前10時 田無庁舎で対面
         午後3時過ぎまで  各家庭に滞在
         午後3時30分~5時 合同パーティー(田無庁舎食堂)

共催:西東京市
問合せ:NIMIC事務局
 電話042‐461‐0381(月~金 10時~正午、13~16時)
E-mail info@nimic.jp

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┏ [5] 報告「子ども対象『英語で楽しく!』」
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 3月10日(土) “きらっと”で「英語で楽しく」のイベントが開催されました。
今年で6回目になるイベントですが、今年は例年にも増して参加希望者が多く、63人のお子さんが参加しました。
 講師は、フィリピン出身のルースさん、オランダ出身のヘンクさん、スリランカ出身のチャミラさん、ハワイ出身のジョンさんの4人です。
 前半(午前10時~11時)では33人のお子さんが、後半(午前11時30分~午後0時20分)では30人のお子さんがそれぞれ4グループに分かれ、あいさつや色の名前、数字の読み方などを習い、終了時には修了証を講師の先生から一人ずつ受け取りました。最後は大きな輪になって保護者の方たちも一緒にHockey Pockeyを踊り、楽しい時間を過ごしました。
 始まる前の緊張した子どもたちの顔と、活動を終えて帰る時のにこにこ顔がとても印象的でした。みな楽しんでくれたと感じ取ることができました。
 また、隣室では、今年も保護者プログラムとして日本の小・中学校で学ぶ外国から来た子どもたちの現状説明や、「NIMIC子ども日本語教室」で使用している教材が展示されました。
 外国籍の子どもたちの現状を初めて知った、わかったという感想が寄せられていました。
   (NIMIC会員 岩野英子)

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┏ [6] 報告「派遣通訳ボランティア オリエンテーション」
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 行政窓口、学校等で通訳を必要とする方の手続き、相談、面談の通訳を行う派遣通訳ボランティアを募集し、3月4日と13日に、新規に登録される方のオリエンテーションを実施しました。
 英語・中国語・韓国語・スペイン語など26名の応募がありました。
 1回目は、横浜市国際交流協会の藤井美香さんと中国語通訳ボランティアの劉玉珊さんから、ロールプレイングをまじえて通訳の心構えなどについて聞き、2回目は、実際に西東京市で活動している通訳ボランティアの方と、NIMIC多言語コーディネーターのみなさん、派遣先である学校や市健康課から事例報告をしました。実際の経験からのお話がとても参考になったとの感想がありました。
 全国的に定住化が進み、家族ごと来日するケースが増え、行政手続きや相談が多くなっています。通訳ボランティア派遣事業が広がることで、不安や悩みが軽減されることを期待しています。
   (西東京市文化振興課 水口紅美子)

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┏ [7] 報告「多文化サロン『ギゼラさんが語る
             リトアニアと日本の生活』」
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 3月19日(月)午後5時から、イングビル1階の多文化共生センターで、リトアニア出身のギゼラさんを囲んで多文化サロンが開かれました。参加者は、公民館や日本語教室でチラシを見たという方4名にNIMIC会員を加え、12名でした。
 自然が美しいリトアニアの風景や街並みを投影しながらの説明、伝統音楽のDVD、食べ物を含め実際の暮らしについての話は尽きることがなく、あっという間に予定の1時間が過ぎました。
 参加者の質問にもユーモアたっぷり、丁寧に答えてくれるギゼラさんに、第2弾を期待する声がありました。
 NIMICでは、これからも在住外国人の方が発信する場、肩の力を抜いて交流できる場を開いていきますので、‘語り手’情報をお待ちしています。

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┏ [8] 報告「外国人の子どもの適応サポート
              ボランティア入門講座」
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 NIMICでは現在、子ども日本語教室のスタッフ不足という状況にあり、急遽3月9日(金)・16日(金)・23日(金)の3日間、「外国人の子どもの適応サポートボランティア入門講座」を開きました。
 急な開催にもかかわらず、11名の参加がありました。
 講師には上智短大多文化コーディネーターの河北祐子さん、立教大学講師でNIMIC副代表の山辺真理子さんをお迎えしました。
 講師の方々からは、子どもたちのおかれている状況、子どもたちに寄り添い受け止めるという役割を担うボランティアの必要性についてお話があり、また、実際の教材を見て支援の方法を考えてみたりと盛りだくさんの内容となりました。
 受講者からは「不安ではあるが、楽しみにしている。」「よくわからないこともあるが、前向きに取り組みたい」などの感想もあり、来年度より新しいボランティアスタッフを迎え、活気ある教室になることを期待しています。
   (NIMIC講座担当 清水智子)

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┏ [9] 報告「子ども日本語教室小学部 春休み教室」
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 子ども日本語教室小学部では、3月15日(木)に卒業式が行われました。
  昨年の卒業式は、震災の影響で延期、縮小となりましたが、今年は、中学部による劇のお祝いもあり、在校生とスタッフ皆で卒業生一名を盛大に送り出すことが出来ました。
 3月26日(月)から28日(水)の午前中には、春休み教室が開かれました。
今回は、3月に講座を受けた新しいボランティアの見学と実習も兼ねた3日間となりました。スタッフや子ども達は、普段と違った環境の中で適度の緊張感もあり、充実した学習ができました。
 4月から新しく加わってくださるボランティアの方たちと力を合わせ、24年度も子ども達のやる気スイッチを探しながら、寄り添い、学習を進めていきたいと思います。
    (子ども日本語教室小学部 小峯郁子)

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┏ [10] 報告「子ども日本語教室中学部 春休み教室」
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 中学部春休み教室では、普段よりも時間がたくさん取れる春休みならではの企画を実施しました。第1弾は、食事に対する意識を高め自立につながる体験ということで、ピザを作って食べよう!!にしました。
 ピザづくりは、生地を伸ばしたり思い思いの具を載せたりし、総勢15名で10枚のピザを焼きました。自分が作ったピザの入ったオーブンを心配そうに覗き込む顔、そして出来上がった作品をみんなに振舞うときの顔はとても誇らしげでした。
 第2弾は、小金井公園で「江戸東京たてもの園」を見学して、日本の昔を見てみよう!!でした。
 歴史的な日本家屋の見学や、竹馬に乗ったりこまをまわしたりと、スタッフにとっては懐かしい?、子ども達には新鮮な体験がたくさんできたかなと思います。
 この体験が、4月からの学習に膨らみを持たせられればと願っています。
   (子ども日本語教室中学部 梶谷裕子)

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┏ [11] 世界の国と人
   「隣国ロシアの今を知る―2012年ロシア情勢概観―」(1)
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 「世界の国と人」と題したこのコーナーでは、ある国にスポットをあて、その国の文化・人々との交流を、不定期ですが、いろいろな形でお届けしていきます。
 今月から全3回で、ロシア語通訳ボランティア登録をしてくださっていた長谷川雄之さんがロシアを紹介します。長谷川さんは、大学院進学によるお引越しのため、この3月でNIMICを退会されました。

第一回 隣国―ロシアのいま―

 日本においてロシアといえば、「おそろしあ」というイメージだけが先行して、「隣国」「隣人」として、等身大のロシアを知ろうという意識があまりないように思える。マスコミの報道においては、時として「強権」といった言葉でロシア政治を形容し、我々はそれだけでロシア政治を理解した気になることすらある。日本において、ロシアの正しい情報を手に入れることは簡単ではない。小生は微力ながら研究を通じて、少しでも正しい情報を提供できればとロシア地域研究に従事している。小文を通して、皆様に少しでも当該地域への関心を持っていただければ幸いである。
 実は、ロシアにおいても「日本ブーム」が起きている。最近では2010年11月にアイドルグループ「AKB48」がモスクワで公演し、大きな話題を呼んだことも記憶に新しい。日本料理をはじめ、日本の小説、アニメ、漫画などが大変人気で、それは首都モスクワだけの話ではない。小生が2009年夏にバルナウール(ロシア中部の都市でカザフスタンにも近い)を訪れた時も、ちょうど「シベリア・オタク・フェスティバル」が開催されていて、会場はコスプレをしたロシア人でごった返していた。もちろん、その都市にも日本料理店があり、寿司やうどんなどが提供されていた。
小生も実際に味わってみたが、巻き寿司を油で揚げて「てんぷら風」にするなど「とてもユニークなもの」が多かった。うどんは本格的でとても
美味しかった。
 本連載では次回以降、現代ロシア政治・外交を中心に、ロシア情勢を
概観するが、このような文化交流の現状にも触れたい。

※次回は「現代ロシア政治」について

筆者プロフィール
長谷川雄之(東北大学大学院博士前期課程)
 上智大学外国語学部ロシア語学科卒。専攻はロシア地域研究
(政治・外交・安全保障分野)およびロシア政治制度史。

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┏ [12] キーワードを読む
    「多文化共生」について理解を深めるために(66)
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 NIMIC設立の理念のなかで大きなウェートを占める「多文化共生」。
 この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる本の紹介を始めました。
第66回目の今回は、アフリカのスーダンを舞台にした児童書です。

『魔法の泉への道』
 リンダ・スー・パーク作 金利光訳 あすなろ書房 2011年11月

 1983年に勃発した第2次スーダン内戦は、北部のイスラム政権と南部の非イスラム勢力同盟軍が入り乱れて戦い、数百万人が殺され数百万人が故郷を追われました。家族からはぐれて難民キャンプで育ち、後にアメリカへ渡った少年サルヴァ・ドゥットさんがこの物語の主人公の1人です。作者はアメリカ人作家ですが、詳しく取材して書いており、サルヴァ・ドゥットさん本人のあとがきも添えてあります。
 2011年7月9日に南スーダン共和国が独立し、現在、国連平和維持活動の協力のもと国造りが始まりました。日本の自衛隊もその一員として2月20日に現地入りしました。今後自衛隊の活動に関するニュースにふれる機会が多いと思います。この本を読むと、南スーダンの土地や人々の暮らしがとても身近に感じられ、理解が深まると同時に、無関心ではいられなくなります。この機会にぜひお読みください。
   (NIMIC会員 根本百合)

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┏ [13] お知らせ 今月の窓口通訳ボランティア日程
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 英語、中国語、韓国語、台湾語、スペイン語でのサポートが必要な
方がいらっしゃいましたら、ぜひ、この情報を提供してください。

【英語・ENGLISH】 午前10時~午後4時
毎週月~金曜日

【中国語・中文】
毎週水曜日/第1・4金曜日 午後1時~3時
第3金曜日 午後2時~4時

【台湾語・台湾話】 
第2水曜日 午後1時~3時
第3金曜日 午後2時~4時

【韓国語】
第4水曜日 午後1時~3時
第3金曜日 午後2時~4時

【スペイン語・ESPANOL】 午後1時~3時
毎週火曜日

詳しくはNIMICのHPへ→→→ http://www.nimic.jp/index_multilingual.html

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┏ [14] 2012年度・今後の事業予定
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※詳細は随時お知らせします。
2012年
5月19日 留学生ホームビジット受け入れ家庭説明会
  20日 NIMIC総会
6月17日 留学生ホームビジット実施日

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 今回のNIMIC通信は、いかがでしたでしょうか。
みなさまのご意見、ご感想をお待ちしております。
メールはこちら→→→ info@nimic.jp
★NIMIC通信のバックナンバーはこちらから。
http://www.nimic.jp/jpn/magazine/back_number.html
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