西東京市多文化共生センター
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 NIMIC通信 No.94(2014年4月号)
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もくじ
[1] 事務局より「2014年度NIMIC総会のお知らせ」
[2] 事務局より「2014年度会費納入のお願い」
[3] 講座「子ども日本語ボランティア入門講座を開催します」
[4] 募集「留学生ホームビジット 受け入れ家庭」
[5] 募集「市企画提案事業:広報媒体作成と活用 実行委員」
[6] 募集「中国語と韓国語の窓口通訳ボランティア」
[7] 募集「英語の派遣通訳ボランティア」
[8] 募集「会計経理事務ボランティア」
[9] イベント報告「子ども対象『英語で楽しく!』」
[10] 「報告「子ども日本語教室卒業式・修了式」
[11] 「NIMICの活動あれこれ」(6)
[12] 会員より「ケナリスポーツクラブのご案内」
[13] 元会員より「今日もホーチミンは・・・(3)」
[14] キーワードを読む
「多文化共生」について理解を深めるために(88)
[15] お知らせ 今月の窓口通訳ボランティア日程
[16] 今後の事業予定

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┏ [1] 事務局より「2014年度NIMIC総会のお知らせ」
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NIMICの2014年度通常総会を以下のとおり開催します。
会員の皆さまはぜひご出席ください。
また、総会終了後は小さなアトラクション・茶話会・懇談会を
予定しています。あわせてご参加ください。

日時 5月18日(日) 午後2時~
場所 田無庁舎203会議室

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┏ [2] 事務局より「2014年度会費納入のお願い」
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 平素はNIMICの活動にご支援・ご協力いただき、誠にありがとうございます。
 NIMICも設立から8年目、「西東京市多文化共生センター」窓口の運営も5年目を迎え、活動の幅も一層広がってきています。
 NIMICの活動は、皆さまお1人お1人のご支援に支えられています。
 2014年度会費の納入を、6月末までに下記の口座によろしくお願い申し上げます。
 お1人の個人会員から家族会員に移行される方は、会員番号が変わりますので、その旨事務局へご連絡ください。
 家族会員は ご夫婦と18才以下のお子様が対象です。それ以外の方は、個人会員でのご登録をお願いいたします。

 口座名はいずれも「特定非営利活動法人 西東京市多文化共生センター」です。
1.みずほ銀行ひばりが丘支店 普通預金口座 2386979
2.三菱UFJ銀行田無支店 普通預金口座 0034665

なお、迅速な入金確認のため振込口座の集約をさせていただきました。ゆうちょ銀行の郵便振替口座はご使用になれませんのでご注意ください。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

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┏ [3] 講座「子ども日本語ボランティア入門講座を開催します」
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NIMICでは市内の小中学校で学ぶ外国につながる子どもたちの
日本語学習を中心とした適応支援のための教室を市内3か所で
開いています。また、市内の日本語ボランティア教室で子どもたちを
受け入れているところもあり、多くのボランティアが必要とされています。
入門講座に参加して、ぜひ活動を始めてみませんか。

講座の日程 (見学を含め全10回。主に金曜日午後2時~4時)
5月16日、23日(午前10時~12時)、30日
6月6日(午後7時~9時)、13日、20日、27日
7月4日、11日の週は別日程で見学、18日
詳細は5月1日号市報をご覧ください。
※下記の5月16日に行う講演会終了後に、説明会および受講申込みの受付を行いますので、必ずご参加ください。

■講演会「外国につながる子どもの教育を施策面から考える」
国籍・言語・文化など異なる背景を持つ子どもたちの学びや受け入れ社会のあり方について、DVD視聴や話し合いを通して考えます。

日時 5月16日(金)午後2時~4時
場所 田無庁舎202・203会議室
講師 野山 広さん(国立国語研究所)
申込 当日、直接会場へ
共催 西東京市
問合せ 西東京市文化振興課(TEL:042-438-4040)

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┏ [4] 募集「留学生ホームビジット 受け入れ家庭」
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現在、西東京市とその周辺にはアジアからの留学生を中心に、世界各国の留学生が住んでいます。NIMICでは、近隣の大学の留学生と楽しく交流できる「ホームビジット」を企画しました。
留学生にとっては日本のふだんの家庭を体験できるまたとない機会となり、市民の皆さんにとっては異文化を体験する良い機会になり、そこに楽しい交流が生まれることを目的としています。
 留学生を半日お宅に招いてくださる受け入れ家庭を募集します。

■受け入れ家庭説明会
日時 5月17日(土)・18日(日)午前11時~正午
会場 田無庁舎203会議室
※当日直接会場へ。2日とも同じ内容です。どちらかにご参加ください。

■ホームビジット実施日
 6月15日(日)午前10時 イングビルで対面
 午後3時過ぎまで 各家庭に滞在
 午後3時30分~5時 合同パーティー
(シチズン食堂)

共催 西東京市
問合せ NIMIC事務局
 TEL:042‐461‐0381(月~金 午前10時~正午、午後1時~4時)
E-mail:info@nimic.jp

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┏ [5] 募集「市企画提案事業:広報媒体作成と活用 実行委員」
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NIMIC通信3月号でご報告しました企画提案事業「西東京市の多文化共生を進めるために~広報媒体を利用して」を進めるための実行委員を募集します。
この事業では多くの市民が多文化共生や多文化共生に関わる活動を理解し身近に感じられるようになるためのDVD(5~10分)とリーフレットを作成し、講演会などでの活用を目指します。DVD撮影や作成は専門家が担当しますが、実行委員は企画案について話し合い、リーフレット作成や活用のためのイベントに関わります。
企画案を話し合う段階を経たのちは、担当ごとに分かれての活動になります。多様なご意見を出していただき、作業分担を進めたいと思いますので、ぜひご参加ください。

主なスケジュール
5月16日(金) 午後5時~7時
第1回実行委員会(企画、今後の進め方検討)
※第2回以降のミーティング日程は、参加者の都合により決定します。
9月下旬 DVD、リーフレット2種完成
11月~12月 作成媒体使用、学びのワークショップ開催

企画検討の話し合い後は全体の進捗状況を共有しながら、小グループに分かれて活動を進めます。第1回ミーティング時にご都合が悪い方も、その旨を書いてお申し込みください。
なお、情報共有はメールで行いますので、申し込みもメールでお願いします。

申込み:Email info@nimic.jp
(タイトルを「広報媒体実行委員」としてください)

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┏ [6] 募集「中国語と韓国語の窓口通訳ボランティア」
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 イングビル1階の「多文化共生センター」では、毎週水曜日と金曜日の午後の2時間、中国語か韓国語の通訳ボランティアが待機をし、相談員と共に日常生活相談や情報提供に応じています。
中国語か韓国語の通訳ボランティアとして、月に2回程度ご協力いただける方やご紹介などのご連絡をお待ちしています。
些少ですが謝金が出ます。

問合せ:NIMIC多言語コーディネーターまで
メール:info@nimic.jp(タイトルを「窓口通訳ボランティア」としてください)
電話 042-461-0381(水・金 午前10時~正午、午後1時~4時)

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┏ [7] 募集「英語の派遣通訳ボランティア」
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 NIMICでは、市の委託事業として市の機関等への派遣通訳ボランティア事業を行っていますが、特に依頼が多いのが、乳幼児健診や子どもの予防接種の場での英語の通訳です。専門性が高い病院への派遣は行っていません。1回の派遣は2時間以内で、事前に大まかな内容がわかるので準備もできます。いつ依頼があるか不透明なので日程調整の都合上、複数の方の登録が必要です。ぜひ皆様のご協力をお願いし ます。
些少ですが謝金が出ます。

問合せ:NIMIC多言語コーディネーターまで
メール:info@nimic.jp(タイトルを「派遣通訳ボランティア」としてください)
電話 042-461-0381(水・金 午前10時~正午、午後1時~4時)

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┏ [8] 募集「会計経理事務ボランティア」
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NIMICでは、様々な仕事をボランティアが担当していますが、この度、会計経理事務を担当いただけるボランティアを募集します。
 経理といいますと、経験がないと難しいように感じられるかもしれませんが、エクセルが使える方であれば、十分出来る内容です。難しい部分は、一緒に担当するボランテイアがいますので大丈夫です。 
 ご検討いただける方には、内容についてご説明いたしますので、NIMIC事務局info@nimic.jpまで、お気軽にご連絡ください。
その際、メールタイトルを「会計ボランティア」としてください。
ご連絡をお待ちしています。

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┏ [9] イベント報告「子ども対象『英語で楽しく!』」

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 3月15日、南町スポーツ文化交流センター・きらっとで行われた「英語で楽しく!」が無事終了しました。英語プログラム担当から当日の様子をご報告します。
年少から小2までの子供たち50名がフィリピン、オランダ、ベネズエラ、そしてシンガポールからの4人の先生と一緒に簡単な英語を使いながら約1時間遊びました。最初は不安そうで先生とも少し距離をおいて座っていた子供たちでしたが、絵カードを使ったり体を動かすゲームで次第に緊張も解けて、プログラム後半では先生の質問に大きな声で答え、「楽しかった」「もう終わり?」など嬉しい言葉を
残して帰っていきました。
このプログラムに参加して今年で3年になりますが、年々子供たちの英語の知識が増えていくのを感じます。参加したほとんどの子供たちは色、数や簡単な動詞を英語でなんというかを知っていました。しかし日本では、それらの単語を使って実際外国人と交流する機会はまだまだ少ないように思えます。今回、そうした場を提供できたのは、大変有意義なことだったのではないかと思います。
(「英語で楽しく!」実行委員 梅田 美保子)

※保護者プログラムを含めた当日の様子は、「多文化のわ」に写真入りで掲載しています。
 また、西東京市のHP「市内のできごと」でも紹介されています。
→→→http://www.city.nishitokyo.lg.jp/enjoy/dekigoto/english_enjoy.html

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┏ [10] 「報告「子ども日本語教室卒業式・修了式」
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子ども日本語教室小学部・中学部ではそれぞれ最終学年を送る会を「卒業式」、「修了式」と呼んでいます。今年は、主役の子どもたちの様子を中心にした報告です。
<小学部>
3月20日、子ども日本語教室小学部の卒業式を行いました。今年の卒業生は1人。小学校1年生の頃は日本に住んでいましたが、その後家庭の事情で帰国。6年生になって再来日し、西東京市に来た児童です。国籍が非漢字圏のため、漢字にはだいぶ苦労していましたが、読める漢字を増やそうと頑張っていました。この年頃に見られがちな乱暴な言動や反抗的な態度も見せず、性格的には穏やかな人物ですから、この調子で中学部でも学習を続けていけば、きっと良い結果が出ると信じています。
卒業式では、「卒業生からのことば」を、少し恥ずかしげでしたが、しっかり読むことができました。人前に立つ自信がなかったのか、直前まで「読まない」と言って嫌がっていましたが、そのような気持ちを
乗り越えて、ここでも一歩前進することができたと思います。雨で寒い日の卒業式でしたが、心に残るものとなりました。
(小学部 鶴丸史子)

<中学部>
3月20日、子ども日本語教室中学部では、4名の生徒が修了式を迎えました。
来日1年で受験となったY子ちゃん、中学校では苦手な社会を放課後、先生に聞きにいき、2学期には成績を1ランクあげることができました。
おしゃべりが得意なAちゃんは、きちんと話すことができるよう面接の練習を何回もしました。
また、昨年の5月に来日したM子ちゃんは、作文や面接の練習で
母国と日本の違いをとてもよくわかる言葉で表現できるようになりました。
唯一男子のS君は、塾で頑張るということを自分で決めて、志望校合格を勝ち取りました。
こうして、4名全員が都立高校合格という結果を残すことができました。
指導していく中で高校受験という高い壁にこちらの方が弱気になることもありましたが、自信に満ちた彼らを見ると、子どもたちの可能性を改めて感じるとともに、新たな旅立ちということを感じた一日でした。
(中学部 清水智子)

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┏ [11] 「NIMICの活動あれこれ」(6)
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会員の皆さまにNIMICをより理解していただけるよう、活動のあれこれを随時紹介してきました。今月の「財務担当の仕事」の紹介をもって、このコーナーは終了とします。

≪財務担当の仕事≫ 

財務の仕事は、NIMICの日常活動を支える、裏方の仕事で、3名の会員が相談員を兼ねて実務を担当しています。
家計と同じで、毎日の金銭の出し入れの管理とその記録、および全体の資金残高の把握が基本となります。収入は、会費収入、市からの委託金、補助金、参加費収入などがあり、支出は、各事業のために必要なすべての費用の支払い、事務所の経費、税金の支払いなどです。
支払いも収入も一件ごとに伝票を立て複式記帳します。現金の出し入れや振込み支払いの必要が生ずるので頻繁に銀行に出入りしています。
ただし、家計と大きく違うのは、NIMICはNPO法に基づく「公」の存在であり、金銭を伴う活動全ての正確な記録とその証拠書類(領収書など)の保存が義務付けられています。すべての面で、公明性と透明性が要求されます。そのため、毎年3月末の決算終了ごとに、一年間の活動を、所定の形式の貸借対照表や、活動計算書、財産目録等にまとめて、監事の監査を受け、それに新年度の活動予算書も加えて、総会で承認頂いた後、諸書類を関係官庁(都庁)や市当局へ提出することになっています。
さらに税務署で所得税の申告をして納税を済ませると、一会計年度が完結します。
 (財務担当 斎藤勝)

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┏ [12] 会員より「ケナリスポーツクラブのご案内」
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ケナリスポーツクラブは、活動6年目にはいります。
立ち上げのきっかけは、日本語教室(日本語を話す会)の学習者の「運動がしたい」の一言でした。始めの頃は体育館でバドミントンをしていましたが、会場確保が難しくなり、活動を一時休止していました。
でも、何か体を動かしたいという気持ちがみんなの中にあり、テニス
経験者もいたのでテニスを始めました。現在はひばりアム(ひばりが丘総合運動場)で活動しています。
今まで、メキシコ、スウェーデン、中国、韓国、ガーナの人がテニスをしました。現在、タイとフィリピンの人が参加しています。日本人も常時3~5人参加しています。ガーナの人が初めてテニスをした時
「A Dream Came True」と言ってくれたのがうれしかったです。
(NIMIC会員 白根祐子)

活動日時:月・水曜日 午後1時~3時、金曜日 午前11時~午後1時
(コートの抽選結果により、できない日もあります)
対象者:国籍、経験は問いません。どなたでもWELCOMEです。
初めての方はラケットをお貸します。運動のできる服装・靴で来てください。
会費:なし。2時間1,200円のコート代を来た人で割ります。
連絡先:堀内良子(日本語を話す会)09026720861
加美山珠代(日本語を話す会)09098346325

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┏ [13] 元会員より「今日もホーチミンは・・・(3)」
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2007年9月のNIMIC子ども日本語教室開室時より、中心になって活動していただいていた堀明子さんが、ご家族のお仕事の都合で、去年の夏からベトナムに転居されました。連載で現地の様子をお伝えしています。

シンチャオ、皆さん。まだ桜は咲いていますか。
こちらホーチミンは、旧正月明けからじわじわと暑さが厳しくなって
います。5月の中旬頃から雨季に入るので、それまでは朝から
ジリジリの太陽と格闘です。
今回は、アオザイについて。
ご存知の通りアオザイはベトナムの民族衣装です。普段着から正装までいろいろな種類があります。女学生の制服は真っ白なアオザイです。黒いストレートヘアをヘルメットからなびかせてオートバイで通学する女学生は、ホーチミンでは残念ながらあまり見かけられなくなっています。まあ、日本でも着物姿の女性をあまり見かけないのと一緒ですね。
元女学生だったベトナム人の先生によると、卒業以来アオザイを着ることもないので1枚も持っていないとのこと。そういう人が多いそうです。
確かに街ではお店の制服以外で着ている人は見かけません。制服にしているのは国営デパートやベトナム料理店、ホテルくらいです。幅広のロングパンツと長い上衣の組み合わせなので動きにくいということはなさそうです。着物と違って一人でも簡単に着られます。こちらの女性はなぜか老いも若きも平均しておなかがポッコリ。アオザイならおなかのポッコリも隠せるのにもったいないなぁと思います。いや、胸がなければやはりおなかのほうが目立ってしまう?!既製品もありますが、オーダーで作る人が多いそうです。万国共通、女性は常に美しくありたいとうことでしょうね。
来越して間もない頃、結婚披露宴で見た新郎新婦のお母さんのアオザイの美しかったこと!ビーズやスパンコール、刺しゅうも見事で本当に素晴らしかったです。あれは高かっただろうなぁ…
私もいつか手に入れてみたい、そう強く思いました。
(ホーチミンシティ自宅にて 堀 明子)

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┏ [14] キーワードを読む
「多文化共生」について理解を深めるために(88)
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NIMIC設立の理念のなかで大きなウェートを占める「多文化共生」。
この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる本の紹介を始めました。
第88回目の今回は、「世界の珍国、奇妙な地域へ!」と副題のある本をご紹介します。

「国マニア ―世界の珍国、奇妙な地域へ!―」 吉田一郎著 
交通新聞社 2005年12月 ちくま文庫 2010年7月 

著者は大学卒業後香港へ留学、週刊『香港ポスト』記者、月刊『香港通信』編集長、日刊『香港ビジネスポスト』編集長を経て帰国、現在はさいたま市議という異色の経歴の持ち主です。中学生の時に香港とマカオへ旅行したのがきっかけで、小さな国や植民地に興味を持ったそうです。「小さくても立派にやってる極小国家ベストテン」「国の中で独立するもう一つの国」「ワケあって勝手に独立宣言をした国々」「常識だけでは判断できない珍妙な国・地域」「かつてはあったこんな奇妙な国・地域」にわけて、50の国と地域を紹介しています。一国についての話が数分で読めますので、乗り物の待ち時間にでもいかがでしょうか。
学校の世界地理の時間に習ったのが大国の建前の世界、その土地で実際に人々が暮らしていくための必要から生まれたのがこの奇妙な国々ということでしょうか。今、ロシアとウクライナの間で問題になっているクリミアもあります。
バチカン市国やモナコなど豊かな国もありますが、大半は中国とインドの間、旧ソビエトの周辺、カリブ海、太平洋の島々、中東、アフリカ、東南アジアなど。
生活の厳しい土地であったり、植民地支配の中であおられた民族意識や押し付けられた言語や生活形態の影響など原因は様々ですが、苦労の多い地域ばかりです。インドとバングラデシュの間は封建時代の境界線がそのまま国境になったので、クチビハール地域にはインド領内にバングラデシュの飛び地が95カ所、バングラデシュ領内にインドの飛び地が129カ所入り乱れて、大変な不便を強いられているとか。日本には地上の国境がないせいか、私も国境というものがよくわかっていません。とても勉強になりました。
 (NIMIC会員 根本 百合)

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┏ [15] お知らせ 今月の窓口通訳ボランティア日程
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英語、中国語、韓国語、スペイン語でのサポートが必要な方が
いらっしゃいましたら、ぜひ、この情報を提供してください。

【英語・ENGLISH】 午前10時~午後4時
毎週月~金曜日

【中国語・中文】 午後1時~3時
毎週水曜日、第1・3・4金曜日

【韓国語】 午後1時~3時
第4水曜日

【スペイン語・ESPANOL】 午前10時~午後4時
毎週水曜日

詳しくはNIMICのHPへ→→→
http://www.nimic.jp/index_multilingual.html

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┏ [16] 今後の事業予定
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※詳細は随時お知らせします。
2014年
5月16日 講演会「外国につながる子どもの教育を施策面から考える」
18日 NIMIC総会
6月15日 留学生ホームビジット

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 今回のNIMIC通信は、いかがでしたでしょうか。
みなさまのご意見、ご感想をお待ちしております。
メールはこちら→→→ info@nimic.jp
★NIMIC通信のバックナンバーはこちらから。
http://www.nimic.jp/jpn/magazine/back_number.html
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発行・編集
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