NIMIC通信 No.195 2021年11月号-2


もくじ
[1] 2022年度の事業アイディアを会員から募集します
[2]「日本語スピーチコンテスト2021」記録誌完成
[3]日本語交流プログラム「N(えぬ)ともの会」スタート
[4]仙台だより(1)
[5]エッセイ:北京の窓から 1998-99 (7)

[1] 2022年度の事業アイディアを会員から募集します

多文化体験with Kidsや土日プロジェクト主催の各種交流事業は、会員の皆さんのアイディアから生まれ、今も続く人気イベントになっています。2022年度に向けて、NIMICでこんなことをやってみたい、こんな事業があったらいいな・・・など、具体的なアイディアやご意見はありませんか?すぐに事業化できるかどうかわかりませんが、しっかり検討していきます。
締切は1月15日(土)、皆さんのアイディア・ご意見をお待ちしています。
e-mailで info@nimic.jpへ。(タイトルを「事業アイディア」としてください)

[2] 「日本語スピーチコンテスト2021」記録誌完成

10月3日にオンラインで開催された、「西東京市日本語スピーチコンテスト2021」の記録誌をNIMICのホームページで公開しました。7人の発表者の原稿と当日の写真などが載っています。今年から、アクセスしやすく地球にやさしいweb版に切り替えました。本のようにページをめくりながら読めるパワーポイント版と読みやすいPDF版があります。ぜひお楽しみください。URLはこちら:https://www.nimic.jp/speechcontest/

[3] 日本語交流プログラム「N(えぬ)ともの会」がスタートしました!

日本語ボランティア入門講座を修了した日本人メンバーと、外国人メンバーがペアとなり、日本語を通した交流活動を行う「Nともの会」がいよいよスタートしました。活動するのは公共施設や商業施設の休憩コーナー、駅前の喫茶店などです。参加する外国人の日本語は初級から上級までさまざまですが、それぞれ工夫をこらして楽しく活動をしています。引き続き外国人メンバーを募集しています。活動の曜日や時間、場所はペアの二人で決めることができます。西東京市在住、在勤、在学者が対象です。ぜひお知り合いの外国人にご紹介ください。プログラムの詳細はこちらから。https://bit.ly/3c4nTCa

[4] 仙台だより(1)

ご無沙汰しています。3月まで「半田だより」を書いていた白根です。
9月8日に仙台に引っ越しました。なぜ仙台なのか?理由の一つは、半田にいる間に、趣味のお城巡りで、沖縄を除いて西日本の「日本百名城」に行くことができ、次は東日本に転居して、東の城を巡りたいと考えました。二つ目は、仙台に住んだことがある皆さんが「仙台はとても良い所だ」とおっしゃるので、自分たちも住んでみたいと思いました。田無の自宅を通り越し、仙台にやって来た次第です。
引越して1か月が過ぎ、10月からスポーツジムに入会したり、芋煮会に参加したりと、少しずつ仙台の生活にも慣れてきました。しかし。来た当初はごみ出しの曜日や分別を理解するのに、半田の時より時間がかかりました。仙台は、ごみを燃えるか燃えないかではなく、資源になるかならないかで分別します。ごみ出しのパンフレットを読みながら、外国の人がごみ出しを間違うことがあるのがわかる気がしました。仙台でボランティア活動をするかは未定ですが、市報に日本語教室のお知らせが載っていると気になります。仙台観光国際協会通訳サポートは問い合わせへの外国語サポートをします。健康相談も多言語で受け付けています。宮城県の「新型コロナウイルスワクチン副反応相談センター」に民間企業が電話通訳サービスを提供しているそうです。英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語は全日8:45~17:15対応。タイ語、ネパール語、ベトナム語、ロシア語、タガログ語、インドネシア語、ヒンディー語は平日8:45~17:15対応。宮城県も考えているなぁと嬉しくなりました。楽天イーグルスのナイター観戦にも行ってきました。ドーム球場ではないので寒かったです。日々仙台市民/宮城県民になってきています。
(NIMIC会員 白根祐子)

[5] エッセイ:北京の窓から 1998-99 (7)
「スリルな国慶節 (2)」

「一体、いつ市内に戻れるんだ?」
運転手が、ハンドルを叩く。これで三度めだ。
「彼、やばくない?」
友人が、ハラハラしながら私に尋ねる。
私達は、タクシーを350元(6千円)で借り切り、万里の長城に向かっていた。値切った100元分は、夜の北京ダック代に回す予定だ。
だが、国慶節の最中の渋滞で、長城への最後の5kmに2時間を要す。
運転手は何度も電話。夕方デートらしく、冒頭のセリフを連発する。
やっと長城に到着し、運転手に押金(保証金)100元を手渡す。気を取り直し、長城観光へ。
起伏に富んだ長城を上り下りし、写真をパチパチ。しばし、この壮大な歴史的建造物を堪能する。
しかし、束の間の観光モードも、帰途に就くその瞬間、吹っ飛んだ。私達のタクシーが、急発進し、前の車に追突したのだ。
顔を真っ赤にして怒鳴る被害者。
「こりゃひでえや、200元だな。」「いや、300元だ。」私達を取り囲み、示談金を当て合う野次馬たち。
(これはまず過ぎる!)
ところが、運転手は、「没事(どおってことない)!」と相手をなだめ、なんと1元も払うことなく立ち去ることに成功。どうにか帰途に就くことができた。
結局デートに遅れた彼は、案の定、追加料金を請求。「50元追加だ」
「いや、約束どおり350元だ」と私。
最後は、350元を受け取らせ、北京ダックのお店へ行くも、財布を確認すると、100元少ない。
押金100元は、運転手のデート代に化けたようだ。
(NIMIC会員 佐藤泰治)


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