NIMIC通信 No.198 2022年1月号-1


もくじ
[1] NIMIC新年のごあいさつ
[2] 2022年度の事業アイディアを会員から募集(1/15締切り)
[3] NIMICの広報誌「多文化のわ」作成協力ボランティア募集
[4] NIMIC Youth Clubメンバー募集の説明会を開きます!1/22・29
[5] 日本語ボランティアフォローアップ講座参加者募集2/2
[6] 「第10回こそだてフェスタ@西東京(オンライン)」に参加中
[7] 日本語ボランティアフォローアップ講座報告
[8] エッセイ:1985年、留学生との中国一ヶ月冒険旅行_10
[9] Book:11番目の取引 (原題:The Eleventh Trade)

[1] NIMIC新年のごあいさつ

明けましておめでとうございます。
2年以上もコロナに振り回される日々が続いていますが、今年はコロナと共に生きる社会が落ち着いていくのでしょうか。2021年は、前の年に中止せざるを得なかった各種行事をオンラインで実施しました。スピーチコンテストは、発表者は参集し、観客はオンライン参加というハイブリッドを採用しました。各種会議は多くをオンラインで実施し、台風の時でも、出張先からでも参加することができました。IT関係に強いとは言えない集団ですが、コロナという状況に鍛えられて、様々なツールが使えるようになりました。多文化共生には多様性を受け入れ、そこから新しい文化を作り出していく柔軟性が必要ですが、柔軟性を鍛えられたとも言えるでしょう。
また、西東京市主催の日本語ボランティア入門講座も2年ぶりにオンラインで開催し、市内の教室やNIMICに新しい仲間を迎え入れることができました。NPO活動にとって、新しいボランティアを迎え入れ、多様性や新陳代謝を保つことはとても大事なことで、それこそが活動の力となっていきます。
2022年は、状況に合わせて柔軟に事業を実施しながら、多文化共生の地域づくりというミッションに向かってさらに進んでいきたいと思います。皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。
(NIMIC代表理事 山辺真理子)

[2] 2022年度の事業アイディアを会員から募集します(1/15締切り) 

多文化体験with Kidsや土日プロジェクト主催の各種交流事業は、会員の皆さんのアイディアから生まれ、今も続く人気イベントになっています。
2022年度に向けて、NIMICでこんなことをやってみたい、こんな事業があったらいいな・・・など、具体的なアイディアやご意見はありませんか?
すぐに事業化できるかどうかわかりませんが、しっかり検討していきます。

締切は1月15日(土)、皆さんのアイディア・ご意見をお待ちしています。
e-mailで info@nimic.jpへ。(タイトルを「事業アイディア」としてください)

[3] NIMICの広報誌「多文化のわ」作成協力ボランティア募集

NIMICは多文化共生にかかわる様々な事業を実施していますが、会員の理解を深めるとともに、より多くの人に活動を知ってもらうために、広報活動はとても大切だと考えています。インターネット経由の広報が広がる中でも、手に取ってじっくり読める紙媒体の資料も、アピールできる機会を持っています。コロナ禍で中断していた「多文化のわ」の作成を再開するにあたり、協力してくださるボランティアをNIMIC会員から募集します。
構成、文章作成、編集、デザイン、入稿、発送など、可能なことにご協力ください!集まったメンバーで、役割分担や進め方について話し合います。
ミーティングは イングビルの多文化共生センターで、1月13日(木)と20日(木)の12:00~13:00に予定しています。20日からの参加も可能です。とりあえず話し合いに参加という方も大歓迎。info@nimic.jpにご連絡ください。(担当:田村)

[4] NIMIC Youth Clubメンバー募集の説明会を開きます!1/22・29

NIMICでは、地域の多文化共生社会(ルーツに関係なく、誰もが住みやすいまち)を一緒につくっていく、Youth Clubメンバー募集のための説明会を実施します。
【Youth Club募集メンバー】
地域の多文化共生に興味・関心のある、原則として西東京市在住/在学/在勤16歳から24歳までの方。ルーツは外国か日本かを問いません。
【説明会日時/場所】
 ・1回目:1/22(土)10時~11時半
 ・2回目:1/29(土)10時~11時半
いずれの回も、南町5-6-18 イングビル1F 西東京市多文化共生センターで。
参加希望者は、メールで①名前、②メールアドレス、③電話番号、④希望の回、⑤所属先(あれば)、⑥説明会で聞きたいこと(あれば)を書いて、youth_club@nimic.jpまで。
詳細は、以下をご覧ください(チラシもあります)。
https://www.nimic.jp/youth-club/

[5] 日本語ボランティアフォローアップ講座参加者募集2/2

西東京市の委託により、活動経験が短いボランティアを対象にフォローアップ講座を開催します。
日本語ボランティアとして活動していると、とまどうことや困ることがあります。そんなときどうすればよいか、参加者みんなで考えます。また、ぜひ知っておきたい文法についても学びます。
【日時】2月2日(水)午後2時~4時
【場所】Zoomによるオンライン開催
【講師】地域日本語教育活動人材育成コーディネーター 吉田聖子さん
【申込期限】1月19日(水)
日本語ボランティア教室で活動中の方は教室を通じて申し込んでください。2021年度入門講座終了の方で所属教室のない方は、①お名前②メールアドレス③電話番号④講師にとりあげてほしい課題(ある場合のみ)をメール本文に書いて、文化振興課 に申し込んでください。

[6] 「第10回こそだてフェスタ@西東京(オンライン)」に参加中

西東京市で子育て関連活動をしている団体が集結するイベントです。今年はオンライン開催で、専用HPで、参加団体の動画を公開しており、NIMICも参加しています。役立つ情報や楽しいコンテンツがいっぱいなので、ぜひのぞいてみてください。下のURLでトップページが開くので、「動画コーナー」をご覧ください。
動画公開期間:2021年12月19日(日)~2022年3月31日(木)
URL:https://sites.google.com/view/kosodatefesta24tokyo2021

[7] 日本語ボランティアフォローアップ講座報告

12月19日(日)コール田無にて開催しました。今年度の「日本語ボランティア入門講座」受講者と、「Nともの会」の外国人メンバーを対象とし、互いにどのような活動をしているか紹介しあいながら、楽しく交流することができました。参加者からは、「ゲームが楽しかった」「顔合わせができてとても嬉しかった。また、他の教室の様子がわかり参考になった」などの感想が寄せられました。

[8] エッセイ:慶州から西安へ

慶州のホテル(というか木賃宿風)のドアを開けて我々はあっと驚いてしばらく言葉が出なかった。部屋にプカプカスーツケースが浮かび、キッチンの水道からは水がジャージャー出ている。
「どうしよう、僕の着替えが」とオーストリアのオットー。床の隅にきちんと畳んでおいた彼の着替えはすべて水浸し。190センチはあろうかという彼の着替えを用意できる人が誰もいないし、慶州の市場でも買えるとは思えない。それに芸術専攻の彼のお洒落な服など中国で手に入れようもない。
「乾かせばまた着られるから」という言葉しか浮かんでこなかった。
それから数日、オットーはツンツルテンンの上着とズボンで慶州の町を歩き回った。写真がないのが残念!今のようにデジカメやアイホンがあればすぐにでもアップしたい光景だが。考えてみれば無線LANもない時代なのだから写真を撮影しようという発想そのものが存在しなかった。現代のように簡単に写真のとれる時代ではなかったのが本当に残念!!!
リチャードと私はこの後西安に向かうことにし、二人は航空券を手に入れた。
しかし、残る留学生たちは毎日、小さな窓口に長蛇の列を作っている切符を買う人たちにまじり、何日かかっても切符は手に入らない。
とうとう我々の出発の朝が来てしまった。私は中国に一ヶ月の予定で来ているので、北京から帰国の日時は決まっている。
「西安で会えるといいけれど・・・会えなかったら地球のどこかで会いましょうね」、それが別れの挨拶だった。 (佐々木瑞枝)

[9] Book:11番目の取引 (原題:The Eleventh Trade)
 アリッサ・ホリングスワース作 もりうちすみこ訳 すずき出版 2019年

場所はアメリカのボストン、主人公はアフガニスタンから来た12歳の少年サミ。アフガニスタンの親族の結婚式でテロに遭い、サミと祖父の二人だけが生き残り、イラン、トルコ、ギリシャ経由でアメリカに辿り着きました。二人のただ一つの持ち物は民族楽器であるルバーブ。その音色は二人の心のよりどころであり、有名なルバーブ奏者だった祖父は、地下鉄の構内で演奏して収入を得ていたのでした。ところが、サミが弾いている時にルバーブがひったくられて盗まれてしまいます。サミはルバーブを取り戻すために必死になりますが・・・テロのトラウマ、悪意や偏見で固く心を閉ざしていたサミが、再び人々の善意に気づき、心を開いていきます。
児童向けのフィクション作品ですが、作者のアフガニスタン人や文化に対する理解は大変深いものがあります。姉がパシュトゥー語の研究者で長くアフガニスタンでくらしており、作者自身もアフガニスタンを訪ねて多くの友人を得ました。現在は難民となった人々の支援をしているそうです。
そんな作者が、アメリカの子どもたちへ向けて書いた作品です。
(NIMIC会員 根本百合)



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