もくじ
[1]外国人参加者募集 東京芸術劇場 モニターツアー11/27
[2]2023年度の事業アイディアを会員から募集します
[3]東京都つながり創生財団のニュースレターでNIMIC紹介
[4]「NIMIC日本語交流プログラム入門講座」終了報告
[5]西東京市総合防災訓練に参加しました
[6]報告「つながる世界プロジェクト終了」
[7]エッセイ:北京の窓から 1998-99 (19)
[1] 外国人参加者募集 東京芸術劇場 モニターツアー(やさしい日本語版)
池袋にある東京芸術劇場は4つのホールと展示スペースを持つ芸術文化施設です。多くの人に身近に感じてほしいと、ホール内を歩きながら歴史や特徴などを知る劇場ツアーが「やさしい日本語」で開催されています。日頃は有料ですが、今回、NIMICでは無料のモニターツアーを企画しましたので、ぜひご参加ください。コンサートホール中心の見学です。周りの外国人の方々にお知らせください。
対象者:日本語を母語としない、外国ルーツの方(中学生以上) 10人程度
日時: 2022年11月27日(日)10時~12時(アンケートなど1時間以内)
参加費: 無料(交通費は自己負担)
申し込み:11月18日(金)までに、名前、電話番号を書いて info@nimic.jp まで。(タイトルを、「モニターツアー」に)
※「ひばりヶ丘駅に集合、または現地集合が可能です。
[2] 2023年度の事業アイディアを会員から募集します
2011年度に始まった多文化体験with Kids、土日プロジェクト主催の各種交流事業、最近では2021年度スタートの日本語交流プログラムやSDGs講座などは、会員の皆さんのアイディアから生まれた事業です。NIMICは会員のアイディアと実行力で活動を広げてきました。2023年度に向けて、NIMICでこんなことをやってみたい、こんな事業があったらいいな・・・など、具体的なアイディアやご意見はありませんか?ぜひ、仲間と一緒に形にしていきましょう。
締切は1月15日(日)、皆さんのアイディア・ご意見をお待ちしています。
e-mailで info@nimic.jp へ。(タイトルを「事業アイディア」としてください)
[3] 東京都つながり創生財団のニュースレターでNIMIC紹介
NIMICが東京都つながり創生財団のWEB版ニュースレター「れすぱす」11月号で紹介されました。
https://tabunka.tokyo-tsunagari.or.jp/lespace/close/index.html
活動の趣旨や歴史、ホットな話題などを温かい視点でまとめてくださっています。ぜひお読みください。日英2言語で活動紹介記事が掲載され、
TwitterとFacebookにも記事がアップされました。幅広くみなさんに活動を知って頂くよい機会となりました。
英語版 https://tabunka.tokyo-tsunagari.or.jp/english/lespace/close/index.html
[4] 「NIMIC日本語交流プログラム入門講座」終了報告
10月1日から22日までの土日午前中に、市と共催で、表記の講座(Nとも入門講座)全3回を開催しました。外国人Nとも希望の方が多くなり、日本人Nともが不足したためです。登録してくださった方については、早速コーディネートのための面談をしているところです。マンツーマンのコーディネートは人数バランスを取るのが難しいですが、同じ地域に暮らす住民同士が助け合い交流する機会として大切に育てていきたいと思います。
[5] 西東京市総合防災訓練に参加しました
10月30日(日)午前9時から正午まで都立東伏見公園で総合防災訓練が実施され、NIMICも外国人に向けた防災情報を発信するために参加しました。
天候にも恵まれ、外国人を含めた108名の方がNIMICのブースを訪れました。
防災のためのピクトグラムや、やさしい日本語の紹介展示のほか、防災クイズや、やさしい日本語の翻訳体験をしてもらいました。
そのほか外国人には通訳がNTTのブースに同行し、実際に171(安否確認)のかけ方の体験もしてもらいました。体験型のプログラムは、どれも好評でした。
[6] 報告「つながる世界プロジェクト終了」
昨年まで市の委託で実施していた「世界ともだちプロジェクト」の後継として、本年度から自主事業の形で始めた国際理解授業「つながる世界プロジェクト」が無事終了しました。
今年度は市内小学校3校で実施、韓国、中国、エジプトの留学生や市内在住の講師が、自分の育った地域の生活の様子を子ども達に熱心に伝えました。子ども達は、異なる言語や食文化などを知り、自分の常識との違いに驚いている姿が多数見受けられました。このような取り組みから、多文化への関心が芽生え理解につながっていくのではないでしょうか。
[7] エッセイ:北京の窓から 1998-99 (19)
北京で流星群
日本からの電話が少ないことにも慣れて来た98年11月17日。
私は零下14度の北京の夜空の下、天を仰いでいた。
—
北京の冬、それは風と共にやってきた。前日16日のお昼前、大学の教室から窓の外を見やると、物凄い砂吹雪。この大風は夜半まで止まず、翌朝、屋外は木の葉で埋め尽くされていた。そして北京は、街全体がすっぽりと冷凍庫に入ったかのような冷え込みに。いつも元気のいいタイの留学生もさすがに震え上がっていた。(それでもロシア人留学生は半袖だったが。)
—
獅子座流星群が北京でも見られると友人から聞き、当初はインターネットのライブ中継でいいかと思っていた。しかし、送られてくるのは静止画。
「やっぱり流星は生でないと!」
と、慌てて買った厚手ダウンジャケットを羽織り、友人を誘って大学の運動場へ。
そこには深夜にもかかわらず、すでに百人程度集まっていた。と、いきなり歓声があがる。
「うぉー!」
そこには不思議な一体感が醸成されていた。
我々もその観測連合体に加わり、極寒の中佇むこと2時間。肉眼に捉えられた流星は7つ程度。大気汚染のためか、思ったほどは見られなかったが、尾がとびきり長いのや、周りのガスが滲んでいるのや、いろんな流星に出遭うことが出来た。おそらく日本では出遭わなかったやつだと思うと、ひとつひとつがいとおしく感じられた。
今でも流星群のニュースを聞く度、震えながらも体の真ん中がほんのり温かかった、あの北京の夜のことを思い出す。
(NIMIC会員 佐藤泰治)
NIMIC通信が、会員でなくてもメールで受け取れます |
---|
メール配信の申し込みは、こちらから |
>このページのトップへ戻る
>この前号を読む
>NIMIC通信のバックナンバーのページに戻る
>ニュースレターのページに戻る