もくじ
[1] 外国から来た保護者のための小学校入学前説明会
[2] 日本語ボランティアフォローアップ講座報告+web教材ガイドブック無料配布
[3] ウクライナとルーマニアのクリスマスパーティー(外部団体情報)
[4] 多文化体験with Kids終了報告
[5] 東京芸術劇場モニターツアー報告
[6] エッセイ:北京の窓から 1998-99 (20)
[1] 外国から来た保護者のための小学校入学前説明会
日本の小学校を知らない外国から来た保護者が、安心して入学準備ができるように、市と共催でオンライン(Zoom)説明会を行います。9月の説明会とは、内容が異なります。
日時:1月15日(日)午前10時~11時30分
定員:10人程度
申込み:12月28日(水)までに、メールで①保護者の氏名(ふりがな)②子どもが行く小学校の名前③電話番号を書いて、 nimicwith@gmail.com まで。件名を「説明会申し込み」としてください。
チラシはこちら https://www.nimic.jp/event/elementary_school_2023Jan.pdf
[2] 日本語ボランティアフォローアップ講座報告+web教材ガイドブック無料配布
12月3日の午前中2時間、16名が参加し、ICT教材「つながるひろがる にほんごでのくらし」の活用について学びました。まず、この教材を開発した文化庁の担当者からの話と愛知県での活用事例を聞き、その後、この教材のどこを使ってどんな対話ができるかみんなで考えました。参加者からは、「この教材はコミュニケーションのきっかけに活用できる」「子ども日本語教室でも使えるシーンがある」「時代に沿ったICTの活用は今後どんどん取り入れたい」などの感想をいただきました。
講座のために文化庁から送ってもらった『使い方ガイドブック』A4判174ページの残部が20冊ありますので、ご希望の方に先着順で配布します。
ウェブサイトを見るときに手元にあると便利ですし、話題提供の種としても使えます。イングビル内の多文化共生センターでお受け取りください
(月~金、10::00-12:00、13:00-16:00)
[3] ウクライナとルーマニアのクリスマスパーティー(外部団体情報)
ウクライナとルーマニア出身のお2人が手料理で母国のクリスマスを紹介します。
日時:12月24日(土)11:30~14:00
場所:PARKSIDE LABO(西東京市東伏見1-14-6、東伏見駅徒歩8分)
参加費(ランチ・飲み物付き):大人3500円(避難民の方は無料)、高校/大学生2000円、中学生以下無料
主催:ウクライナ避難民食堂「NADIA」&ルーマニア食堂TE PUP
申込URL: https://ssl.form-mailer.jp/fms/126a1737563039
問合せ:080-4169-7377(スクタリウ)
※売上の10%をウクライナへ寄付予定
[4] 多文化体験with Kids終了報告
11月20日(日)田無公民館視聴覚室で、「まわしてあそぼう!世界のおもちゃ」を、生後4か月から小学3年生までの子どもを含む5組の親子14人の参加で開催しました。
楊理事と楽団すばるによる二胡の演奏でスタート、「子どもの広場」による世界各地のいろいろなコマの実演、コマの工作、中国語英語日本語での絵本の読み聞かせをしました。
3年ぶりでしたが、大人も子どもも目を輝かせてコマに見入る様子に、無事に開催できた喜びを感じました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
[5] 東京芸術劇場モニターツアー報告
11月27日(日)、外国ルーツの参加者8人と引率の理事3人で、池袋にある東京芸術劇場モニターツアーに行ってきました。劇場の外回りの彫刻や劇場内の絵画の説明、パイプオルガンのVTR説明の後、コンサートホールに入り客席で、調律中のピアノの音を聞きながら音の響き方の説明をうけました。その後、屋上に出て晴天の下の富士山に歓声を上げました。劇場の説明は、やさしい日本語で、フリップも工夫されていて、参加者からはわかりやすかったとの声が多かったです。
[6] エッセイ:北京の窓から 1998-99 (20)
狭き門
ガッシャーン!
人だかりの大学通用門で、自転車の前輪と前輪が激しくぶつかる。
(あぁ、まただ。)
この通用門は、大学関係者以外に、近所の人が抜け道として使うため、出入りが激しいのだが、一人がやっと通れる幅しかない。誰も並んだり譲ったりせず、我先にと通ろうとするため、毎日昼時には渋滞と衝突が発生。ひどいと完全に身動きがとれなくなり、罵声が飛び交う。危険な状態だ。
以前は、通用門は隣り合わせに2つあり、出入りはスムーズだった。
何故、片方をなくしたのか。我関せずという顔の守衛に聞いた。
「これは大学の門。部外者は迂回すべき。大学関係者だけなら、門はひとつで十分。」
「でも、誰も迂回していないし、危ないですよ。」
「仕方がない。これも政府の指導。治安強化のためだ。」
中国には「上有政策、下有対策」という言葉がある。大学も、政府に従いつつ、近所の人が通るのは看過している。市民も、部外者通行禁止の貼り紙には目もくれず、近道の通用門をめがける。
そういえば、中国では人が列に並ぶのを余り見ない。持ち帰りのランチを買うにも、人を押しのけ早くお金を渡せた人の勝ちだ。譲り合っていては、いつまでたっても事は進まない。最初は割り込まれっぱなしだった私も、郷に入ってはで、人の波をかき分けるのが少しは上手くなった気がする。
それにしても、日本での整列が心地よかった私にとって、このサバイバルなランチタイムに慣れる日は来るのだろうか。
(NIMIC会員 佐藤泰治)
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