もくじ
[1] NIMIC新年のごあいさつ
[2] 日本語スピーチコンテスト2022記録誌完成
[3] 子ども日本語ボランティアフォローアップ講座参加者募集
[4] 2023年度事業アイディアを募集(会員限定/最終案内)
[5] 多摩六都科学館 みんなのプラネタリウム
[6] エッセイ:古都「金沢」とのご縁
[7] Book:(絵本)300年まえから伝わる とびきりおいしいデザート
[1] NIMIC新年のごあいさつ
明けましておめでとうございます。
昨年は、コロナに加えて、戦争や燃料・食料不足、物価高、また異常気象による干ばつや集中豪雨等々、世界が大きく揺さぶられた年でした。さらにどれもが今も続いていることに胸が痛みます。
足元に目を向けると、人の移動が再開していますが、西東京市の外国人人口は約5000人、全人口の2.4%とコロナの影響で急減した2020年から足踏み状態です。ただ、人々は入れ替わっているのか、新規の多言語相談などは増えています。
コロナとの共生も3年が過ぎ、メリハリをつけた付き合い方ができるようになってきました。NIMICでは、講座や会議類はzoomによるオンライン、交流イベントは、秋以降、日本語スピーチコンテスト、多文化サロン、市内歴史ウォーキング、多文化体験with Kidsなど、規模を縮小し対面で実施しました。
今年は、さらに多くの事業がもう少しリラックスした状態で実施できることを願っています。多文化共生の地域づくりに向けて、今年も皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。
(NIMIC代表理事 山辺真理子)
[2] 日本語スピーチコンテスト2022記録誌完成
10月16日(日)にコール田無で開催された、「西東京市日本語スピーチコンテスト2022」の記録誌をNIMICのホームページで公開しました。8人の発表者のスピーチ原稿と当日の写真などが載っています。去年から、アクセスしやすく地球にやさしいweb版に切り替えました。本のようにページをめくりながら読めるパワーポイント版(ダウンロードに時間が掛かります)と読みやすいPDF版があります。ぜひお楽しみください。
URLはこちら: https://www.nimic.jp/speechcontest/
[3] 子ども日本語ボランティアフォローアップ講座参加者募集
西東京市の委託により、市内で子どもの日本語学習支援等で活動中のボランティアを対象にフォローアップ講座を開催します。テーマは「外国につながる子どもと楽しく学習するコツ」で、1回目は「文字学習や語彙を広げる活動を楽しくするには?」、2回目は「教科学習に必要な日本語の支援を工夫しよう」です。所属教室を通じて受講申し込みをしてください。
【日時】2月18日と25日(土)午前10時~12時
【場所】Zoomによるオンライン開催
【講師】さいたま市日本語指導員、「地球っ子クラブ2000」代表 髙栁 なな枝さん
立教大学兼任講師、練馬区日本語等指導員 谷 啓子さん
【申込期限】2月10日(金)17時(各教室での締め切りは数日前)
[4] 2023年度の事業アイディア募集(会員限定/最終案内)
2011年度に始まった多文化体験with Kids、土日プロジェクト主催の各種交流事業、最近では2021年度スタートの日本語交流プログラムやSDGs講座などは、会員の皆さんのアイディアから生まれた事業です。NIMICは会員のアイディアと実行力で活動を広げてきました。2023年度に向けて、NIMICでこんなことをやってみたい、こんな事業があったらいいな・・・など、具体的なアイディアやご意見はありませんか?ぜひ、仲間と一緒に形にしていきましょう。
締切は1月15日(日)、皆さんのアイディア・ご意見をお待ちしています。
e-mailで info@nimic.jpへ。(タイトルを「事業アイディア」としてください)
[5] 多摩六都科学館 みんなのプラネタリウム~やさしい日本語でプラネタリウムを楽しもう
2月5日の 空に見える 星や惑星、月などの 話をします。ゆっくり、はっきり、聞ききやすい言葉で 話します。漢字や カタカナは ふりがなで 読むことが できます。
日時:2月5日(日)17:30-18:30
場所:多摩六都科学館サイエンスエッグ
対象:誰でも参加できます。小学生以下は大人と一緒に。
定員:234人(先着順) 申し込みが必要です。
参加費:観覧付き入館券(大人1040円、4歳~高校生420円、3歳まで無料)
申込みはこちらへ https://business.form-mailer.jp/fms/0b5347a3187087
[6] エッセイ:古都「金沢」とのご縁
武蔵野大学の教授だった2000年頃、留学生たちを連れて金沢へ。
雪景色の中の金沢城に留学生は歓声をあげ、暖かい甘酒に「おいしい」といってくれたヴェトナムの留学生の笑顔が浮かびます。
兼六園を歩き、21世紀美術館ではスペインからの留学生たちが「カクレンボ」しながら地下のスイミングプールから上を見上げ、私も童心にかえったひと時、そして夕食は東茶屋街へ。特別に三味線の演奏を聞きながら「先生、金沢っていいですね」と留学生たち。
65歳の時に5歳年上の夫が天に召され、長い夜を一人で過ごす自信がなく、虎ノ門にある「KIT金沢工業大学大学院」の門を叩いたのがご縁のはじまりかもしれません。武蔵野大学の授業を終え、18時30分から22時までKIT大学院の講義を受け、その後はほぼ毎晩、同級生たちと軽い夕食をしながら講義の復習、同級生といっても日本IBMから派遣された会社の幹部や製薬会社の部長さんなどとほぼ中年男性、女性はスチュアーデスだった知的な女性と私の二人だけ、講義内容は「戦略論」とか「バランスコード」など今迄聞いたこともない単語の並ぶ世界、その中での一年は亡き夫の応援の声を聞きながら必死の勉強で何とかビジネス修士号を手にしました。
そして70歳で武蔵野大学の定年を迎えると同時に金沢工大の客員教授に迎えられました。
それからは金沢が私の第二の故郷のようになりました。
大好きな奥の深い街金沢、少しずつご紹介できたらと思っています。
(佐々木瑞枝)
[7] Book:(絵本)300年まえから伝わる とびきりおいしいデザート
エミリー・ジェンキンス文 ソフィー・ブラッコール絵
横山和江訳 2016年邦訳 あすなろ書房
異常気象、自然災害、感染症に戦争と、現在もまた変化の激しい厳しい時代なのだと思い知らされることの多い日々です。今回は、300年昔から変わらずに続く身近な営みに、心がホッコリした絵本をご紹介します。
その身近な営みとはお菓子作り。泡立てた生クリームに、砂糖とブラックベリーの汁を混ぜて冷やすだけという簡単なものですが、誰が食べても思わずにっこりする素朴なおいしさです。1710年、1810年、1910年、2010年にイギリスとアメリカのあちこちでこのデザートを作る人々のようすを描いています。その時代の人々の暮らしや調理器具などの変化が詳しく描かれていて、おもしろいです。時代が変わっても、食べた後のみんなの笑顔はにっこり、変わりません。
(NIMIC会員 根本百合)
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