NIMIC通信 No.226 2023年3月号-1

もくじ
[1]外国人の参加者募集「江戸東京たてもの園見学とお花見交流会」
[2]「江戸東京たてもの園見学とお花見交流会」当日ボランティア募集
[3]町田市での子ども日本語教室の事例紹介報告
[4]勉強会のお知らせ「多文化共生 はじめの一歩」
[5]エッセイ:70歳の「手習い」
[6]Book:日本の神グルメ

[1] 外国人の参加者を募集 「江戸東京たてもの園見学とお花見交流会」

小金井公園にある「江戸東京たてもの園」で昔の建物や町の様子を体験したあと、お花見をしながら交流会を行います。
※ぜひ周囲の外国人にお知らせください。

日時: 4月1日(土)13~15時 たてもの園見学、15~16時 お花見交流会 
集合: 都立小金井公園の「江戸東京たてもの園」の前
参加費(当日払い): たてもの園見学料320円、お花見交流会300円
対象・定員: 西東京市に在住・在学・在勤の外国人約20人(小学生は保護者と参加)
通訳あり: 英語、中国語、韓国語
申込み: 3月20日(月)までに、Eメールで「名前、住所、電話番号、母国語、メールアドレス、通訳の必要性の有無と必要な場合はその言語」を書いて、NIMIC事務局へ(info@nimic.jp)。メールタイトルは「たてもの園」。
4言語(やさしい日本語、英、中、韓)のチラシはこちら https://www.nimic.jp/event/museum_visit_ &_party_2023.pdf

[2] 「江戸東京たてもの園見学とお花見交流会」当日ボランティア募集

たてもの園見学やお花見交流会をサポートする当日ボランティアを若干名募集します。
応募資格: NIMIC会員および会員以外でも本イベントに協力していただける方
直前ミーティング:3月25日(土) 午前10~12時(オンラインツールzoom使用)
当日:12時30分集合、16時30分頃解散
問合せ: NIMIC(info@nimic.jp)、または担当者の高橋(Tel; 090-6008-6146)まで

[3] 町田市で子ども日本語教室の事例紹介

町田市生涯学習センターから外国ルーツの子ども支援についての講演依頼を受け、2月11日(土)にNIMICの概要、子ども日本語教室の具体的な支援についての講演を行いました。グループディスカッション後には、NIMIC設立の経緯、行政や教育委員会とのつながり、日本語学習の効果的なシステムやアイデア、またボランティア募集のための大学へのアプローチなどについて、多くの質問や感想を頂きました。改めて私たちの草の根活動の成果を感じると共に今後の課題なども再確認でき、とても貴重な時間となりました。

[4] 勉強会のお知らせ「多文化共生 はじめの一歩」

「ノーマライゼーション西東京の会」の主催で、NIMIC会員の飯塚さんも登壇します。
「日本語を母国語としない市民の方とともに生きていくために必要なこと、大事なことって何だろう?」実践者から学び、各自ができることを考える講座です。

日時:3月26日(日)14:00~16:30
会場:コール田無会議室A
参加費(資料代):500円
定員:20名
申込み: https://forms.gle/zWZhxiAYR33DLV579
チラシ: https://bit.ly/3m1oixg

[5] エッセイ:70歳の「手習い」

金沢工業大学の客員教授として着任したのは2003年の4月、武蔵野大学教授を2003年に退職してそのまま金沢工大に迎えられたのは実に幸運だったと思います。
ブランクの期間がなかったためか、「元気エネルギー」が持続していて、金沢への往復も飛行機で小松空港を使ったり、新幹線で北陸への旅を楽しんだりしていました。いずれにしても集中講義ですので、大学側がホテルを用意してくれて私はゆっくり金沢を楽しみながら授業をし、留学生たちと交流するという定年後の就職先としてBESTでした。
留学生たちは金沢工大と姉妹提携を結んでいるアメリカやイギリスの大学の留学生たちで、武蔵野大学と異なる点は留学生の専攻はすべて「工学」に関連する科目ということです。
授業で留学生たちに専門を言ってもらうと「機械工学」「材料力学」「熱エネルギー変換工学」「バイオメカニクス」など、日本語初心者でも専門科目名をスラスラ言うのには驚きました。これまで山口大学、横浜国立大学、武蔵野大学と留学生たちに日本語や「日本文化論」を教えてきましたが、金沢工大で「日本語・日本事情」を教えるためには私自身新たに「工学関係」の語彙や内容の勉強が必要なようです。
というわけで、少しずつ「工学」関係の本なども読み、留学生たちと「自然に」工学関係の言葉が口から出るように努力し・・・まさに70歳の手習いが始まったのでした。  (佐々木瑞枝)

[6] Book:イタリア人マッシがぶっとんだ、日本の神グルメ
   マッシミリアーノ・スガイ KADOKAWA 2022年

子ども時代に日本のアニメに、中学では日本文学に出会い、トリノ大学で日本語を専攻して修士課程を修了。トリノオリンピックで日伊通訳者の第一歩を踏み出しました。翌2007年に来日して16年、現在は金沢市在住です。生来の食いしん坊が日本の食に出会った驚きをネットに投稿して評判となり、この本が生まれました。
しゃぶしゃぶ、おでん、喫茶店のモーニング、駅弁、アイス、白米、魚、カレー、パスタ、メロンパン、さつまいも、アイスコーヒー、わさび、ドーナッツ、抹茶…「いったいどんだけ食べるんじゃ!」と突っ込みたくなる食欲と、「背中に天使の羽が生えた」「恋に落ちた」などの熱烈な愛情表現の連続で、この本を読んでいるだけで、私まで気持ちがハイになります。と言っても、内容は決して軽薄なものではなく、食から描く面白い日本の文化論だと思います。
著者は、日本文化と食と言葉と、すべてに愛を注いでくれる素敵なイタリア人です。
(NIMIC会員 根本百合)


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