もくじ
[1] NIMIC会員対象:スピコン実行委員ボランティア募集
[2] 日本語交流プログラム「Nともの会」交流会報告
[3] 子ども日本語小学部(谷戸教室)修了式報告
[4] 子ども日本語教室中学部修了式報告
[5] エッセイ:仙台だより8
[6] Book:絵で旅する国境
[1] NIMIC会員対象:スピコン実行委員ボランティア募集
10月1日(日)午後、コール田無で開催予定の「西東京市日本語スピーチコンテスト2023」の企画運営を担当する実行委員ボランティアを募集します。今年は自由観覧で交流会を開くなど、少しでもコロナ禍前と同じ形式の実施を目指して準備をしていく予定です。発表者や観覧者の募集、サポート、会場担当、記録誌作成等、色々な仕事をみんなで分担します。初めての参加も大歓迎です。
1回目の実行委員会は4月23日(日)午前10時からzoomで行います。参加したいけれど、都合が合わない方もご連絡ください。2回目のご案内をします。
申込み:info@nimic.jp まで、お名前、都合の良い曜日や時間帯を書いてメ―ルで。(タイトルを「スピコン実行委員」としてください)
[2] 日本語交流プログラム「Nともの会」交流会報告
3月12日、田無公民館でNともの会の交流会が開かれ、日本人と外国人のペアで活動する「Nとも」メンバーと、スタッフ合わせて13人が参加しました。参加メンバーが自己紹介した後、事務局からNともの会の活動を報告しました。後半は、グループで、自分のふるさとのいいところを紹介し合いました。参加者からは、「色々な国・地方の出身の人の話を聞くことができてとても楽しかった。」などの感想がありました。
[3] 子ども日本語教室小学部修了式報告
谷戸教室では3月15日(水)に谷戸公民館で修了式を行いました。修了生は2名、来賓・スタッフなど参加者は20名。修了生はスタッフ手作りのコサージュを着けて登場。修了証書授与、アルバム贈呈、市役所の皆様・担任の先生・スタッフからのお祝いの言葉や花束贈呈で温かい雰囲気に包まれました。修了生の旅立ちの言葉では成長した姿に感動。保護者からは感謝の言葉をいただきました。二人の中学生生活での活躍を祈っています。
[4] 子ども日本語教室中学部修了式報告
去る3月23日、ひばりが丘中学校にて、子ども日本語教室中学部第15期生の修了式が執り行われました。式には、ひばりが丘中学校長をはじめ、教育指導課、文化振興課からの来賓の方々にもご参列頂き、温かいご祝辞も頂きました。修了生3名(中途退室も含む)に在校生からの贈る言葉、スタッフから修了証、アルバム、花束、学習記録表、記念品、お祝いの言葉などが熱い拍手とともに贈られました。厳かな中にも心温まる式となりました。
[5] エッセイ:仙台だより8
4月、東北も桜の季節です。去年は宮城の白石川の一目千本桜の見事さに感激しました。今年は山形県内の桜を見に行く予定です。私たちが旅行しているように、海外からの観光客も増えてきたなと感じます。2月に山形の蔵王スキー場に行った時には前シーズンと比べ外国語が多く聞こえてきました。仙台の街を歩いていても同様です。
仙台を訪れる外国の方々に強い味方があります。JR仙台駅2階にある、「仙台市観光情報センター」です。中に入ると、はかま姿の羽生結弦さんのパネルが出迎えてくれます。仙台や宮城県内各地、東北の他県の観光パンフレットが置いてあります。数多くのパンフレットでは英語、中国語(繁体、簡体)、韓国語版があり中にはタイ語版もあります。仙台市内の観光名所を巡るバス「るーぷる仙台」の案内は、英語、中国語、韓国語、タイ語が1枚にまとめられ見やすくなっています。カウンターでの対応は英語です。両替所もありますが、今は営業していません。
もう1か所、地元のデパートの藤崎本館1階に主に訪日外国人を対象とした「仙台ツーリストインフォメーションデスク」があり、観光情報だけではなく仙台ならではの食や文化の体験情報も提供しています。デスクでの対応は英語ですが、中国語、韓国語にもWEBやタブレットを利用したサービスがあるようです。これから「情報センター」や「インフォメーションデスク」がますます賑わうことと思います。
[6] Book:絵で旅する 国境
クドル文 ヘラン絵 なかやまよしゆき訳 文研出版 2022年
絵本なのですが、漢字が使われていることからもわかる通り、小さい子ども向けの本ではありません。小学校高学年あたりから読めますが、中学生~大人向けだと思います。
最初のページは、海岸線を飛ぶ鳥のさらに上から見下ろす俯瞰図に「鳥や魚は自由に行き来できるけれど、船や飛行機では自由にこえられない線。」の文章。そして、様々な国と国の国境線が描かれていきます。国境であることを示す印が置かれているだけで、人々が自由に行き交っている所。国境の門があり、そこを通ってたくさんの人々や物資が行き交い、市場が開かれてにぎわっている所。門が閉じられている所。国境にずーっと高い塀が作られて、まったく行き来できない所。でも、現代では地球上の人々は様々な形でつながっています。
著者は韓国の方で、6年という時間をかけて、とても丁寧に作られた本です。いろいろな国の自然や人々の生活を緻密な絵が美しく描き出して、多くのことを読者に問いかけてきます。
(NIMIC会員 根本百合)
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