もくじ
[1] イベント「西東京市日本語スピーチコンテスト2023」
[2] 募集「『西東京市日本語スピーチコンテスト2023』当日ボランティア」
[3] 「医療×やさしい日本語」研修会のお知らせ
[4] エッセイ:地球温暖化—マウイ島の山火事のニュースをきいて
[5] Book:戦争は女の顔をしていない
[1] イベント「西東京市日本語スピーチコンテスト2023」
西東京市在住・在勤・在学の外国につながる方が日本語でスピーチをします。
日本で生活して感じたこと、考えたこと、母国への思い、西東京市とのつながりなどについてのスピーチで、日本語やスピーチが上手かどうかを競うものではありません。今年は4年ぶりに交流パーティーも開きます。皆様のご来場をお待ちしています。
日時 10月1日(日) 午後1時〜4時
交流パーティー 午後4時〜(40分程度)
会場 コール田無 多目的ホール 入場無料(予約不要)
共催 西東京市
問い合わせ 西東京市多文化共生センター
TEL/FAX:042-461-0381 Email:info@nimic.jp
(TELは、月~金 午前10時~正午、午後1時~4時)
西東京市生活文化スポーツ部文化振興課TEL:042-420-2817
[2] 募集「『西東京市日本語スピーチコンテスト2023』当日ボランティア」
受付、会場設営、出演者対応、交流パーティー準備等、当日の運営をサポートするボランティアスタッフをNIMIC会員から募集します。スピーチを楽しみながら運営に参加しませんか。初めてのご参加大歓迎!ぜひご協力をお願いします。
募集人数 7名
日時 10月1日(日)午前11時集合、午後5時半解散予定
応募 9月11日(月)までに、info@nimic.jp 宛へメール(件名:スピコンボランティア)でお申し込みください。
※9月13日(水)午後6時~7時、コール田無4F(会議室A)で、当日ボランティアと実行委員の顔合わせミーティングを行い、当日の流れや役割分担について説明します。
欠席の方は、個別に説明をしますのでご相談ください。
[3] 「医療×やさしい日本語」研修会のお知らせ
外国人の模擬患者とのロールプレイを通して「やさしい日本語」で医療現場でコミュニケーションをとるコツを学びます。ぜひ、周囲の医療関係者にお知らせください。
日時:9月29日(金)午後7時30分~9時
場所:コール田無イベントルームA・B対面、およびオンライン
対象者:医療現場で働く人たち
費用:無料
共催:西東京市、NIMIC、順天堂大学、東京都
詳しいことはチラシをご覧ください。https://www.nimic.jp/event/Medical_EasyJapanese2023.pdf
[4] エッセイ:地球温暖化—マウイ島の山火事のニュースをきいて
「金沢編は前回で終了、今月から単発テーマのエッセイとします」
今年の日本は例年にない猛暑続き、世界の平均気温の高さは、過去最悪だった2019年を超えて、今年さらに一段階酷いレベルへと突入したという。
The era of global warming has ended and “the era of global boiling has arrived”, the UN secretary general, António Guterres, has said.
国連のグテレス事務総長は、「地球温暖化の時代は終わり地球が沸騰する時代に突入した」と発言、地球沸騰の中で日本はまだ「不要不急の外出を控え・・・エアコンを適切に使用」などと言っていられる程度で『沸騰』という表現がピンとこない面もある。
しかし「地球沸騰」を感じさせるニュースも増えている。ハワイ、マウイ島の山火事では死者がアメリカではこの100年の中で一番多いとのこと、私が1988年の夏40日間を過ごした美しいラハイナ地区が瓦礫の山になってしまったという。
マウイ島で過ごした日々の思い出が蘇る。「バブルがはじける直前の日本」は経済的にも好景気の時代で、ある出版社が所有していたマウイ島のホテルを「どうぞご執筆用に何日でもお使いください」と言ってくださったのだ。私はマウイ島の西部にあるラハイナのホテルで集中して執筆に向かうことができた。山火事というニュースは当時もあったように思うが、今のような事態になったのは、「外来種の草が増えすぎたから」などではなく、地球温暖化の影響を真っ向から受けてしまったためだと思える。ああ、消滅してしまったラハイナの街は記憶の中でしか存在しない。それも地球温暖化のために・・・。
SDGsの達成目標は2030年だそうだが、今のままではとても目標が達成できるとは思えない。地球の温暖化をストップさせるために、私たちは何をなすべきなのだろうか?このまま地球は煮えたぎっていくのだろうか?
(佐々木瑞枝)
[5] Book:戦争は女の顔をしていない スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチ著
三浦みどり訳 群像社 2008年 岩波現代文庫 2016年
漫画:戦争は女の顔をしていない 1~4 小梅けいと 速水螺旋人監修
KADOKAWA 2020年
著者は、1948年に母の故郷ウクライナで生まれ父の故郷ベラルーシで育ち、現在75歳になります。主な著書は6冊で、2015年のノーベル文学賞他様々な賞を受賞。本書は著者の第一作で、原稿ができたのちもながらく出版されませんでしたが、ペレストロイカが始まり一部がロシアで出版されました。第二次世界大戦中、ソ連では100万人を超える若い女性が自ら志願して従軍し、医師、看護兵だけでなく、狙撃兵、飛行士、機関銃射手、歩兵、斥候、給食係、通信係など、あらゆる部署に配属されました。パルチザン部隊や非合法の抵抗運動にも多くの女性が参加しました。これらの元従軍女性たちは、著者の母や祖母の年代です。若いジャーナリストであった著者は、年老いた彼女らを訪ねて寄り添い、その声にひたすら耳を傾けました。それは、戦争であり、その時代であり、彼女たちの青春の話なのです。漫画が出版されて読者が広がりましたが、原作に沿って視覚化されていて、読みやすいと思います。
(NIMIC会員 根本百合)
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