もくじ
[1] 募集「NIMICブースの当日ボランティア」
[2] 西東京市日本語スピーチコンテスト2023終了報告
[3] 医療関係者のための「やさしい日本語研修」終了報告
[4] 報告「子ども日本語教室 4教室合同懇親会」
[5] エッセイ:北京の窓から 1998-99 (30)
[1] 募集「NIMICブースの当日ボランティア」
西東京市民まつりでNIMICの展示説明やクイズなどをサポートする当日ボランティアを募集しています。市民まつりを楽しみながら、NIMICブースに立ち寄る市民と会話し、会員同士の交流を深める良い機会です。まだ必要人数が不足しています。ぜひご協力ください。
当日ボランティアの協力時間は一日でも半日でも数時間でもOKです。なお、午前午後と通して協力してくださる方には昼食を提供します。
日時:11月11日(土)午前9時~午後4時(9時~10時は準備作業)
12日(日)午前9時~午後4時(3時30分~4時は撤収作業)
会場:西東京いこいの森公園
募集人数:延べ30人程度(常時6人態勢で予備員を含む)
申込・問合せ:メールで info@nimic.jp (件名を「市民まつり」としてください)
※当日ボランテアには、後日行事案内の内容や集合解散時刻等をお知らせします。
[2] 西東京市日本語スピーチコンテスト2023終了報告
4年ぶりに交流会も開くことのできたスピーチコンテストが終了しました。
発表者8名、子ども日本語教室の小中学生3名の参加に、市民審査員5名の審査もあり、会場には100名近い観覧者が来場されました。
市長賞は、ロヒンギャ民族のカディザ べゴムさん、武蔵野大学学長賞は、中国出身の于 鎮瑋さん、NIMIC賞は、中国出身の孫 越さんが受賞されました。
観覧者のアンケートからは、「さまざまな背景を持った方々の経験を聞きとても感動した」とのコメントが多く寄せられました。
[3] 医療関係者のための「やさしい日本語研修」終了報告
9月29日(金)午後7時30分~9時、コール田無イベントルームで、表記の研修会を対面とzoomのハイブリッドで開きました。NIMICは、実施主体の順天堂大学と、西東京市、西東京市医師会をつなぎ運営サポートをしました。研修には、多忙な医師、看護師、受付業務の方々が参加され、熱心に楽しそうにワークショップで模擬患者とやり取りされていました。病院でのコミュニケーションに不安を感じている外国人の方々の環境改善の最初の一歩になったかと思います。医療現場に「やさしい日本語」が広がっていくことを願っています。
[4] 報告「子ども日本語教室 4教室合同懇親会」
子ども日本語教室では毎年1回、4教室合同のスタッフ懇親会を開いています。今年度は9月30日に行いました。4年ぶりの対面開催でした。23名が集まり、それぞれの教室の様子を話したり日頃の悩みを相談したり、話はつきません。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、閉会してからもしばらく残って立ち話をしている人が多くいました。これからもお互いがんばっていこうという気持ちになった一日でした。
[5] エッセイ:北京の窓から 1998-99 (30)
「大当たり」
旅のクライマックスは敦煌。
莫高窟、陽関、鳴沙山・月牙泉の1日ツアー。盛りだくさんだ。
最初に訪れた世界文化遺産・莫高窟は、中国三大石窟のひとつでもある。断崖に並び立つ石窟群は圧巻。極彩色の精緻な仏壁画や仏塑像の、時を超え今なおリアルな姿に息を飲む。
次は陽関。昔の中国と西域を結ぶシルクロードの関所だ。高校で習った「送元二使安西」という漢詩を想い起こす。西域に向かう友人を見送る、この詩が私はたまらなく好きだ。
渭城の朝雨 軽塵を潤す
客舎青青 柳色新たなり
君に勧む更に尽くせ一杯の酒
西の方陽関を出づれば故人無からん
後半は、「友よ、もう一杯酒を酌み交わしてくれ。陽関を出ればもう友人もいないのだから。」といった意味。実際、遺跡より西方を見やると、不毛な砂漠が続く。昔、西域へ赴くことの孤独さが偲ばれる。
暫し感傷に耽っていたが、出発予定時刻になっても運転手が昼食から戻らない。陽関は敦煌市内から約70km。観光地と言えど人影もまばら。携帯なんぞ持っていない。心細いことこの上ない。
運転手は、太陽が西に傾き始めた頃にやっと戻ってきた。私は思いつくだけの単語を並べ文句を言う。彼は少しばつが悪そうにしながら無言で車を出す。
これで無事、最終観光地へと思いきや、昼食のおにぎりが「大当たり」。胃腸の激痛で宿のトイレに急行。激しい嘔吐と下痢。どちらを便器に向ければよいのか。
鳴沙山・月牙泉ツアーの集合時間が迫る。
(NIMIC会員 佐藤泰治)
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