NIMICでは、以下を制作、発行しています。
・メルマガ「NIMIC通信」
・年間活動記録誌「多文化のわ 」
・「 西東京市 くらしの情報 」※西東京市との協業で、NIMICが制作し、市がホームページに掲載。
■最新のNIMIC通信 [No.262 2024年9月号-1]
[1]「西東京市日本語スピーチコンテスト2024」開催お知らせ
[2]募集「『西東京市日本語スピーチコンテスト2024』当日ボランティア」
[3]子ども日本語教室中学部を市長が見学
[4]エッセイ:シンガポール4
[5]Book:ウンム・アーザルのキッチン
1.「西東京市日本語スピーチコンテスト2024」開催お知らせ
西東京市に在住、在勤、在学の外国につながりのある日本語を母語としない方々が、日本語でスピーチを披露します。スピーチの内容は、日本での生活で感じたことや考えたこと、母国への思い、西東京市とのつながりなど、多岐にわたります。このイベントは日本語やスピーチの上手さを競うものではありません。交流パーティーも開催いたしますので、皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
日時 10月6日(日) 午後1時〜4時
交流パーティ 午後4時〜(40分程度)
会場 J:COMコール田無 多目的ホール 入場無料(予約不要)
共催 西東京市
問い合わせ 西東京市多文化共生センター
TEL/FAX:042-461-0381 Email:info@nimic.jp
(TELは、月~金 午前10時~正午、午後1時~4時)
西東京市生活文化スポーツ部文化振興課
TEL:042-420-2817
2.募集「『西東京市日本語スピーチコンテスト2024』当日ボランティア」
受付、会場設営、出演者対応、交流パーティー準備等、当日の運営をサポートするボランティアスタッフをNIMIC会員から募集します。スピーチを楽しみながら運営に参加しませんか。初めてのご参加大歓迎!ぜひご協力をお願いします。
募集人数 7名
日時 10月6日(日)午前11時集合、午後5時半解散予定
応募 9月12日(木)までに、 info@nimic.jp 宛へメール(件名:スピコンボランティア)でお申し込みください。
※9月25日(水)午後6時00分-7時00分、コール田無4F(会議室B)で、当日ボランティアと実行委員の顔合わせミーティングを行い、当日の流れや役割分担について説明します。
欠席の方は、個別に説明をしますのでご相談ください。
3.多文化キッズサロン:子ども日本語教室中学部を市長が見学
8月1日の総合教育会議をきっかけに、池澤市長が8月22日の夏休み教室を見学に来られました。夏休みの作文に苦戦している生徒に頑張れと励ましの言葉をかけたり、日本地図のクイズをしていた高校生ボランティアに「どこに行ったことある?」と尋ねたり、和やかな時間になりました。スタッフにも励ましの言葉をいただきました。生徒と握手を交わした後、ひばりヶ丘中学校井上校長も入ってくださって全員で記念写真を撮りました。
4.エッセイ:地下鉄よりUberタクシー
シンガポールは地下鉄網が発達している。地下鉄マップをみると赤、黄色、青、紫、緑と路線が入り組んでいるのがわかる。
しかし、私の宿泊するマリオット ホテルからシンガポール国立大学のあるKnightsbridge駅までは一度乗り換えて1時間ほどかかる。しかも駅からスクールバスに乗らなければならない。地図をみると円を半周する感じだ。それに対してタクシーなら円の直径の半分を移動するだけですむ。定刻に到着するためにはやはりタクシーしかないかなと思っていたが、ホテルのボーイさんにUberをダウンロードしてもらい、Uberタクシーで大学に行くと安くて速い事が判明、ネットで捜すとUberは東南アジアから撤退とあるのに、撤退していないどころか、フル活動している。朝はUberで乗る場所と行き先を入れるとすぐに数台の車からホテルへの到着時間と大学までの料金が出てくる。私はその中からぴったりのものを捜して乗り込む。約20分で大学の建物の前に到着し、料金はカードから落ちる。このシステムを覚えると延々と地下鉄に乗る気はしなくなる。日本でも使ってみなくては!
(佐々木瑞枝)
5.Book:ウンム・アーザルのキッチン
菅瀬晶子文 平澤朋子絵 福音館書店 月刊たくさんのふしぎ2024年6月号(通巻471号)
ウンム・アーザルは、イスラエル北部の町ハイファに住むキリスト教徒のアラブ人女性です。働いて4人の子どもを育て、今は7人の孫と曽孫も2人いて、幸せに暮らしています。このごく普通のおばあちゃんの日々の暮らしを描いた本です。アラブ・イスラエルというと紛争しかイメージされませんが、ごく普通の人々が大勢暮らしている土地でもあるのです。
2023年5月の時点でイスラエルの人口は974万人、その74%約721万人がユダヤ人、21%約209万人がアラブ人。アラブ人でキリスト教徒は(アラブ人の10分の1弱の)わずか18.5万人しかいません。ユダヤ人の国で、さらに少数派として差別や経済的な不利益の中で生きてきて、苦労を重ねた面はありますが、今の生活は穏やかだそうです。最近、アラブ人、特にキリスト教徒の若い世代から医者や弁護士になる人たちが増えてきて、イスラエルのアラブ人の暮らしも緩やかに変わりつつあるのを感じるそうです。著者は1971年生まれ、大学卒業後パレスチナ・イスラエルに関わり続け、主にキリスト教徒コミュニティの文化を研究しており、ウンム・アーザルとは15年来の深い付き合いだそうです。
「作者のことば」には2024年1月時点のことまでしか書かれていませんが、やはりその後のことが気にかかります。北部に多く住むというアラブ人たちはレバノンのヒズボラからの攻撃に巻き込まれていないか、ガザの惨状に心穏やかでいられるのか、などなど。あまりに複雑に入り組んだ土地や人々の状況に、私には現状も解決策も何もわからないのですが、切り口により、こんな見方もあるということをご紹介します。小学校高学年から大人まで対象の、読みやすい薄い冊子です。
(NIMIC会員 根本百合)
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